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勇者「大変だ!人間界にまでこの大きな黒い雲が来ている!王様に早く伝えなきゃ…!あ、あれはケンが開けたポータル!?まだ残ってたんだ!あれをくぐればきっと!」
人間界の王「おお!勇者よ!やっと来たか!そんな事よりこれはどう言う事じゃ!?この黒い雲は迷いの森から伸びてきている!そっちで何かあったんじゃな?」
勇者「王様!大変です!魔法界が…」
人間界の王「そんなことわかっておるわ!それよりもこの事態を早く終息させるのじゃ!…じゃが、その装備じゃこころもとない…勇者よ!亡き勇者の残した遺物を調べてみよ!もしかしたら何やらヒントが出てくるかもしれん」
勇者「父さんの…残した…あの木箱ですか?ですがあれは、どうしても開けられなくて断念した物で…」
人間界の王「勇者よ、お前は随分と成長した。もう一度あの箱を開けてみるのじゃ!今のお前ならあの箱も開くかもしれんじゃろう?」
勇者「…!やってみます!」
人間界の王「うむ、そのいきじゃ!勇者よ!世界を救ってくるんじゃ!!」
勇者「はい!」
勇者「父さんの残した木箱…あったこれだ!ええと中身は…ぐっっ…やっぱり硬い…けど…ゆっくりだけど動いてる…もう少しで開きそう……開いた!!!」
勇者「………これは…手紙…?確か僕が小さい頃…父さんから最後にもらった手紙…あの時はまだ小さくて文字が読めなかったな…」
勇者「少し読んでみるか…」
『父さんは魔法界に出かけてくるよ、すごく綺麗で優しくて個性的な魔物たちが住んでいる場所なんだ。きっとお前も大きくなったら行くようになるだろう、来年までには帰れると思うから母さんの言う事、ちゃんと聞くんだぞ?お前もいつか父さんみたいに希望を手に入れられる!その時は父さんにも見せてくれよ?父さんはまだLOVEは手に入れてないが…まぁいつか手に入るだろ!お前はすぐ手に入れられそうだけどな…!』
勇者「…来年には帰る…結局帰らなかった…父さんに何があったか知りたいけど昔すぎてきっと誰も覚えてないんだろうな…」
勇者「希望と…LOVE…?ってなんなんだろう…あぁ…装備とか魔法だとか…そんなのがあると思ってた…」
勇者「父さんが残したこの手紙…大事に持っていないと…何かの手掛かりになるかもしれない!希望とLOVE…レインなら知ってるかな?行ってみよう」
人間界の王「おお!勇者よ!何かわかったのか!?」
勇者「はい、希望とLOVEについて…魔法界の知の賢者、レインに聞いてみようと思います!」
人間界の王「そうか!そうか!何か手掛かりがあったみたいで安心したぞ!わしは国民に非難を呼びかけるとしよう…あとのことは任せたぞ勇者!」
勇者「はい!行ってきます!」