本人様とは全く関係ございません
完全なる二次創作です
誤字や文章のおかしな点は目をつぶってください。
『夕コ~。話したい事があるから来て~』
レダーさんの電話に出るや否や、そういった後番地だけを言われすぐに切られてしまった。
いつもは無線で言ってくれるはずなのに今日に限ってなんで電話だったんだろう。
すぐに車を飛ばして言われた番地先へ向かった。
目的地に着くと、ヘリの真横でたばこを吸っているレダーさんが待っていた。
いつもより凛々しい横顔に見とれていると、俺のほうを向いたレダーさんと目が合った。
「夕コー。こっちこっち」
手間なきしながら、煙草の火を消す動作をしていた。
車から降りてレダーさんのほうへ駆け寄った。
「どしたの。急に呼び出して」
「告白でもすんの??」
「んなわけないじゃんw」
「で。なに話しって」
そういうとレダーさんは、ん~?と言いながら俺から目線を話した。
呼び出しといて要件すぐに言わないってなに?
このド真面目美少女な夕コ様を待たせるってどういうことだぁ?
「まさか何にもないのに呼び出した?」
「ん~…いやあるんだけどねぇ…」
「…俺に言えないことがあるってんだ。」
「そういうわけじゃ…」
「じゃあ言ってよ」
「…はぁ…言うか~!」
ようやく覚悟が決まったのか重たい口を開いた。
「俺。あと3年後には死んじゃうんだよね」
ずっとそらしていた目をレダーさんに向けた。
レダーさんの顔はとても清々しかった。
まるで、自分はすべてを受け入れました見たいな。
「は?」
「冗談とかいいんだけど。本当は?」
「いやこれが言いたかったことw」
「さすがに誰かには言っとかないとなぁって思って」
意味が分からない。
なんで死ぬんだ?いつから?というかなんで俺に?
頭の中でぐるぐると考えても答えが一向に見つからない
昔から本当に腹の底が見えない人だ。無理もない。
「本当はもう1年くらい温めてもよかったんだけどねー…」
「ごめんね。」
「…俺が初めて?この事話したの」
「うん」
「…なんで…死ぬってわかってるのにそんな顔できるの…?」
多分聞いてはいけないことを言ったんだろう。
だけど突然余命宣告されて、こんなへらへらされるのは腹が立つ。
「…人っていつかは死ぬんだよ」
「俺はそれがちょっと早かっただけ」
「だから落ち込んだってどうしようもなくない?未練なんて元からないし」
「今を楽しめれば十分かなって」
は?
今を楽しければそれでいい?
未練がない?
こいつ本当に人間か?
俺は死なないけど、未練がありすぎて困ってる
ずっと好きだったから。レダーさんのことが
警察時代の頃から好きだった。
だから俺が汚職してここまで逃げてきたのを追いかけてくれた時、本当にうれしかった。
この気持ちを隠すことは苦しかったけど、それでも近くにいることが嬉しかった。
だから苦しさも紛らわせれた。
いつかは気持ちを伝えたいと思っていたのに、余命があと3年?
伝えれないまま3年後にはくたばってるなんて想像したくない
どこまで俺を苦しめるんだこいつは
いっそのことレダーさんにも苦しんでもらおうかな。
未練たらたらのまま死んでもらおうかな。
「夕コ。あと3年だけどこれからもよろしくね」
「…」
「…夕コ?」
「どうし…んぅっ!?」
レダーさんの服をつかんで無理やり自分の顔へ近づけ、唇を奪った。
ファーストキスってレモンの味とかするって聞いたけど全然そんなことないな。
人生で一番緊張することなのに、冷静を保ちつつ、こんなこと考えてる自分に笑えてくる
流石に息が続かなかったから、唇を離した。
「…っは…夕コ…?//」
レダーさんの顔を見た
少し頬が赤く染まっているのを確認して、口角が上がる。
「未練なんてないんだろ?」
「じゃぁなにしたっていいよな?」
「レダーさんの事、ずっと好きだった」
「俺と付き合って」
その瞬間だけ全ての音が遮断された
コメント
3件
ゑ?まさかの急展開?参考にさせて頂きます!( -`ω-)✧
天才的な文才様!!!!