「私と付き合ってくんない?」
「へぁ?」
そういきなり言われた。びっくりしてしまい、固まったまま無言になってしまった。
「ぇあ、そのぉう…」
「……ごめん。いきなりだったよね、、、」
「大丈夫だよ!ただびっくりしただけd」
「まだすいちゃんのこと、好きじゃないからか!」
「はい?」
「わかった!じゃあ絶対みこちのこと好きにさせるから、他の人と付き合わないでね?
じゃあ教室に戻るね!ばいばーい!」
「?????」
すいちゃんはそう言いながら、手を振って教室へ戻って行った。
……みこもしかして告白された?いやいやwそれはないでしょ…
『付き合ってくれない?』
……いやされたな。しかも人気者の奴に。でたぁぁぁ!!こういう展開!
みこ少女漫画で見たことあるもん!えろゲとかでも…
「あっ、みこち!帰りの会始まるよ!先生怒ってるぞ…」
「えっ!?」
やばいやばい。あの先生怖いんだって…絶対居残りさせられるじゃん!
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…案の定居残りだった、、、最悪だよ、なんでみこがこんな目に遭わなきゃいけないんだ!
「くそったれが…」
「みこちー」
「へ?あぁ、すいちゃんどうしたの?」
「一緒に帰ろうよ。」
「…今居残り中」
「いいじゃん。無視して帰っちゃおうよ☆」
「ゔぁかが!それじゃあまた明日、みこが怒られるじゃん…」
「嘘だよ嘘。」
すいちゃんがこっちに近づいてきて、前の席に座ってこちらを振り向き…
「一緒に待つよ。」
「…//」
優しい笑顔でこちらを見つめてきた。顔が熱くなった。顔だけじゃなく、体もかも知れない。
いつもよりはやくドクドク鼓動がなっている。…これが恋なのか?
でも、みこが好きなのは金髪で、吊り目、、、あれ?すいちゃんも吊り目だ。あ、、、けど胸g
「どこを見てるのかな???」
「イヤァ、ドコモミテナイデス……」
すごい圧だ。先生が戻ってくるまで、ゲームの話やいつも何をしているのかとか話して、時間を潰していた。
すると扉が開き、先生が帰ってきた。
「んあ?えーっと…星街だったけな?」
「はいそうです。」
「なんでここにいるんだ?」
「みこちと帰りたかったので、先生が来るまで待ってました。」
「…そうか。悪いことしたな。もう帰っていいぞ。」
「やった!!」
すいちゃんと一緒に校門を出て、帰った。
「すいちゃんの家ってどっち方面?」
「んー?ゲーセンの近く。」
「えっ!?みこと家近いじゃん!」
「本当?じゃあ学校ある日は、毎朝家に来て起こして。」
「ふざけんな!みこはメイドじゃないんだぞ!!」
「ははwごめんて。」
そんな会話をしながら帰り道を通って行った。
いつもは長く思う帰り道が、こんなにも短いと感じたのは初めてだった。
「じゃあ、すいちゃん家ここだから。明日迎えに来て。」
「え?あれガチだったの?」
「当たり前じゃん。お嫁さんになるためには、夫を起こす練習をしなきゃ。」
「…///ゔぁか!!すいちゃんのゔぁか!」
「wwじゃあ気をつけて。バイバイ」
本当に気が狂う、、、
もう速攻帰って寝よう…明日お迎えに行くかぁ、、、
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ピンポーン
「は〜い」
「あ、さくらみこって言います。すいせいさんはいますか?」
「あぁ、今寝てるのよ。入ってく?」
「え?」
「待たせたら申し訳ないじゃない…ほら!上がって上がって!」
「はぁ…お邪魔します」
あれは母街だったらしい。すいちゃんを起こして、登校する時に教えてくれた。
「はぁ…起こすの大変だったんだぞ。」
「ふんふふ〜ん♪すいちゃんはみこちに起こしに来てもらって上機嫌!」
「はいはい…」
そんな会話をしていると…
『なんなのよあの女。この前も一緒にいたじゃない…』
『ほんとそう。みんのすいせいちゃんを取らないでほしいわ』
当然みこたちには聞こえていない。前にすいちゃんを囲んでいた女子たちだった。
「はぁ…w仕方ないなぁすいちゃんは。」
「だってみこちのこと大好きなんだもん!」
『『!?!?』』
『今大好きってあの女に!』
『そうよね!絶対そう言った!』
『……あの女を突き放すわよ、、、』
『同然よ。いきましょ…』
次の小説に続く…
コメント
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おーいあいさん生きてる?
あいさん来ました
最高!!!こういう展開だいすこ