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もう見ることが出来ない眩しい光が脳内再生される。
「……なんで、好きになっちゃったんだろう。」
涙が零れ落ち、どうしようもない喪失感と寂しさに陥った。私の中にある愛情が心を揺さぶる。感情が昂って行くのを感じる。もう話せないのに。また、一年後。君を待つよ。今度はマシェリに会いたいなぁ笑
そんなことを考えつつ海月を手に乗せ、噴水のため池に入れてあげた。その近くに運良く誰かが忘れたバケツがあった。その中に海月を入れた。水を浴びて元気になった海月は震えつつバケツの中をぷかぷかと漂ってはくるくると
水中で遊んでいる。
「可愛いっ!!!」
つい、大きな声でそう言ってしまった。近所迷惑に繋がりかねない。ましてや、さっきまで火の玉が空に飛び立ったのだから。もう就寝ムードが漂っている。
すぐに海へ向かった。そして海へ帰した。
「……またね」
そう言うと、海月の姿がみるみるうちに本物のクラゲのようになっていった。はぁ、また会えるよね。