テラーノベル
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続きです
UAの受験の際にもう入学する届に必要な印は捺していた。
あとはヒーロースーツや制服の受け取りなどの簡単なもの。
きょうでよかったと思う。縁が切れてしまったのが。
ひとまず、荷物を持って家を出た。
スマホ・パソコン・コンセント・モバイル充電×3
お金・銀行のカード・パスポート・UAの書類・筆記用具・かばん・ノートなど
生活と、これからに必要なものだけを持ってきた。
住む場所もなく、家族もいなく、、、
入学は3週間後。
それまでに未成年でもできるような仕事を見つけなければ、、、
天「普通って何?」
4歳の時、どうしても気になって発した言葉、、
生まれた時から言われてきた”普通”
普通の家族。
特別な個性を持ってるわけでもない両親と、
すこし特別な個性だけど他は普通な私。
母 「ヒーローでもなくてヴィランでもない人のことよ。」
何一つとして理解できなかった。
わたしが普通であることにはなんとなく理解できた。
でも、ヒーローとヴィランが同じ、”普通”じゃない人。
ということには疑問を抱き続けてきた。
両親もプロヒーローにあるような強い個性じゃないし、
どっちかと言えば地味な個性だ。
特別じゃない”普通”の個性。
天「それが普通なの?」
父「そうだな、、ヴィランにならず、ヒーローにもならない。
もしも何か起きたらヒーローに助けられる。それが普通なんだ」
母 「襲われないのが一番だけどね。
ヒーローがいつも来てくれるのは分かってるけど、
傷ついて間に合わないことだって多いのよ?」
両親の言葉が空虚に聞こえた。
口で言うのは簡単、ヒーローをバカにしている、、、舐めているような感じで
あの日の私の心は重かった。
もしかすると、、、私の心が重ければ周りも重くなるのだろうか。
そうも、考えていた。
”普通”でいないとダメなの?
こんな世界嫌だよ。
天 「いらっしゃいませ!!」
客 「生3つ!!」
天 「はい。
3番テーブル生3つお願いします。
おまたせいたしました。
またのご来店をお待ちしております。」
ただの居酒屋。
クラスメイトもバイトしている。
3週間という短く、空虚な期間をなんとか、バイトで埋める。
そうすれば、心の穴も少しは埋まった。
でも、一度空いた穴は簡単に塞がらない。
すぐに穴は広がる。
少しでも埋めないと
また周りを”重く”してしまうから。
どうでしたか?
まぁまぁ、、、なんか、、最近多いですね。
つぎこそは入学してほしいのですが、、、
1111文字!よっしゃゾロ目!終わります。
今日あと一個出そかなととか思ってたり、、、いいね多かったら出します!
コメント
6件
今回も良かったよ!次回も楽しみ! めちゃくちゃ見るの遅くなってごめん!!
1コメ取れた♪面白かったです。 いいね👍200にしときました。 続き待ってます。