【7月15日】
7月15日、俺がここに来る前日。
夕方の17時に友達と別れ、コンビニで買ったアイスを咥えながらいつもの道を歩いていた。
考えていたのは今日の夜飯と、好きな女子のこと
そして、母親のこと
庭があり、沢山の花が植えてある家が俺の家だった。
俺はいつも通り、有名なマスコットがついた鍵でドアを開け、家に入る
そこで見たのは…
床に仰向けで倒れ、目を開いたまま死んでいる母親と
深くフードを被り、包丁を持った男。
そこで俺は脇腹を刺され、死んだ
…はずなのだが
【×月××日 病院】
朝「なんで…生きてるんだ?」
病院に搬送された?だとしたら…外のあの景色はなんだ?
夢?妙にリアルだな。夢だとしたらどっちが夢なのだろうか
刺されたのが夢か、今ここにいるのが夢なのか
考えていても埒が開かない。
朝「とりあえず、誰か人がいないか探すか」
誰かと話したい気分だった。
こんな広い病院に1人は気が滅入りそうだし
【渡り廊下】
病院は二つの館で分かれていて、俺が今いるのはA館で、渡り廊下を渡った先がB館らしい
朝「…B館から見にいくか」
そう思い、渡り廊下に足を踏み入れようとすると
音が聞こえた。何かの音が
人間の歩く音ではなく、ガシャガシャしたオモチャのロボットが歩く音
朝「…」
俺は咄嗟に渡り廊下の近くの角に隠れた
どんどんと音は大きくなり、近づいてくる。
朝「…行ったか?」
そう思い、渡り廊下をそっと覗くと
渡り廊下の真ん中に、高校生ほどの背丈の男が立っていた。
ただその男の手は鉄のようで、太陽の光が反射し、キラキラと光っている。
?「誰かいるんですか?」
朝「…」
?「僕は貴方に危害を与えることはありません。なので、出てきてください」
そう、無機質な声で話しかけてくる。
ただ危害は与えないと言っているから、俺は隠れるのをやめ、男へゆっくりと近づいた
?「初めまして」
朝「…初めまして」
改めて男の顔を近くで見ると、少し不思議に思える。
顔色の悪い顔、ガラス玉のような目、透き通る白髪。
そして極め付けはメッキでできた腕。どう見ても人間じゃない
R「僕は非検体ロボット、Rc2です。」
朝「…俺は朝比奈未来、…普通の高校生」
R「…まだ、僕のこと怖いですか?」
朝「怖いっていうか…」
不気味、誰もいない病院を彷徨い歩くロボットなんて不気味で仕方がない
まるで亡霊だ。
R「…そういえば、この世界についてお話ししたいことがあって」
朝「なにか、知ってるのか?」
R「はい、まずこの世界は」
R「貴方が生きていた年の、200年後の世界なんです」
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