テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
382
#人間ドラマ
トキとカラス、Tはそれぞれ空港内でお土産を買ったのだった。例えば「スパムカレー」や「シーサーの置物」と言ったお土産だった。
Tの心の声「あの2人は一体…ってまさか!あの天使アイドルの黒井カラスがいる!?私と似た者同士の!これは絶好のチャンスだ!会わなければ損だ!」
と言って、トキとカラスが買い物を終えた時、Tは2人に走ってヘトヘトになりながらも、駆けつけたのだ。
T「ぜぇ…ぜぇ…ねぇ!あなたは黒井カラスさんですか?」
カラス「そうだけど、あなた誰?」
T「はじめまして、私はTと申します。よろしくお願いします!」と言い、頭を深く下げたのだった。
トキ「面白い人だね!私は黒井トキ。よろしくね!」
T「よろしくお願いしますって..まさか2人とも結婚したんですか?!」
カラス「そうよ。結婚したの。」
T「えええええええっ!!!!結婚したんですか?!!ロマンチックですね!おめでとうございます。」と信じられないほどびっくりしたのだった。
トキ「ありがとうね、T。」
カラス「でっ?どうしたいの?」
T「お願いがあるんです。どうしても、私は黒井家に見学したいんです。私は変わり者で、孤独をずっと感じていました。なので、案内していただけますでしょうか?」
トキ「どうするの、カラス?」
カラス「うん、そうね。本当に大丈夫なの?あなたが思ってる以上に不気味な場所よ?平気?」と心配そうに話した。
T「はい。それでもいいんです。不気味なのも私も同じです!」
カラス「わかったわ。じゃあついて来て。まずは3人で飛行機に乗って東京に帰るのよ。」
T「ありがとうございます!!」と深く頭を下げたのだった。
飛行機内のテレビの映画が突然客室乗務員がそのCDを忘れてしまい、見られなかった。
カラス「あなたはどこで働いてるの?」
T「空エキ(空前絶後・エキセントリシティ学園)で働いています。しかも卒業生なんです。」
トキ「そこって多くの変わり者たちが入る学園だよね?」
カラス「そうよ。まだ話していなかったわね。私とパパとママもそこの全寮制の卒業生なの。
T「はい。私は全日制出身だったんですが、そこで中学社会と高校の日本史と世界史を教えているんです。」
トキ「そうだっんだ。年は幾つなの?」
T「26歳です。」
カラス「私の一個上ね。」
トキ「私より七歳年下ね。」
カラス「ねぇ、T。お土産には何が入ってるの?」
T「ちんすこう、紅芋タルト、サーターアンダギー、おきなわそば、イラブー汁、ハブ肉ですね。」
トキ「ハブ肉?!そんなの買ったの?!不気味じゃん!」
カラス「似た者同士ね。」
T「そうですね。あなたたちに出会えてよかったです。」
Tの心の声「世間一般だと、ハブ肉を見ると抵抗感覚える人多いからってことなのか?東京フリーク区に住んでて11年経つけど私にとっては抵抗感もないんだけど」と複雑な心境を露わにしていた。
トキ「お土産は何のために?」
T「職場の人たちや黒井家の人たちのために買いました。」
トキ「嬉しい!ありがとうね、T!」
カラス「26歳で母校に勤務してたと言ってたわよね?母校に赴任する前は何の仕事をしてたの?」
T「介護施設で働いていました。」
トキ「てことは社会人経験がある先生ってことじゃん!やるねぇ!」とTの左肩を軽く「ポンッ!」と右手で叩いた。
T「ありがとうございます。」
カラス「どうやって母校の先生になれたの?」
T「働きながら、通信制大学で勉強していたんです。」
カラス「それで教員免許を取得したってことね。他には何の資格を持ってるの?」
T「介護福祉士を持っています。高校で取りました。母校の福祉コースとして。」
カラス「そう。私は知ってるのよ。あなたは学生時代、私に好意を寄せていたことがあったわね。でもあなたは恥ずかしくて声をかけられなかったわよね。」
T「ちょっと!それだけは言わないでもらってもいいですか?!」と気まずそうに顔を赤くしていた。
カラス「いいじゃない。ちょっとからかっただけよ。それで、私が18歳の時、USJでダンスしてた時に私のことをジロジロ見てたわよね。私のことを『天使アイドル』と思ってたわよね?ドルオタみたいに。」
T「ちょっと!!私の心の声を読みすぎじゃないですか?!でも、ごめんなさい」
カラス「謝ることはないわ。私に勇気を持って声をかけてくれた。黒井家の一員になるために。なかなか出来ることではないわよ。感謝しなければいけないのは私だから。本当にありがとう。」と右手を差し出した。
そしてTも右手を出して2人で握手をした。
トキは嬉しそうな様子で2人を見詰めていた。
コメント
1件
お疲れ、14話読んだわ! Tのキャラ、いい感じじゃん。孤独を感じてるって言って、黒井家に飛び込もうとしてるところにグッときたわ。「不気味なのも私も同じです!」って言い切る潔さ、好きだな。カラスもちゃんと「不気味な場所よ」って警告してるところに、姉としての誠実さを感じた。 続きでTがどんな衝撃を受けるのか、もう気になって仕方ねえわ🔥