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コメント失礼するぜ! もう今回も最高すぎる…!やばいよ…!(語彙力)次回も楽しみに待ってますね!
⚠︎御本人様には一切関係ございません⚠︎
こちらの作品はwrwrd様の小説版創作ドラマとなっております。
登場人物に出てこない方がいるかもしれません。
公式の情報をアレンジしている箇所がある可能性がございます。
ご理解頂けますと幸いです。
・腐等の要素は一切含まれておりません
・軍パロ
・sha様が主人公 となっております
キャラ崩壊や誤字脱字等あるかもしれませんが、ご了承ください。
それではどうぞ、ご覧下さい。
syp視点
shaさんが、抜ける…?
shaさんが俺の前から居なくなる…?
そんなの、そんなの嫌だ、、!
嫌だ嫌だ嫌だ、!!
やっと、ッ
やっとshaさんのお陰で俺は_!!
俺は元々”何も無かった”
特に何が得意とか、不得意とかもなく
全部普通
全て平均並みに出来た
何に長けている訳でも無い
特徴が掴めない
そんな自分が嫌だった
自分で自分が、分からなかった
他の人に対する感情も然程なかった
あまり、他人に興味を持てなかったから
“薄情な奴”
よくそう言われていた
別に感情がない訳では無い
ただ、興味が持てないだけ
何故他人なのに気を使わないといけないのか
何故他人なのに親身になって助けるのか
何故他人なのに笑顔を向け合わないといけないのか
何故他人の為に無理をするのか
それがイマイチ分からなかった
俺は自分にとって価値のある人間にしか興味が持てなかった
それ程自分も価値がある訳では無いのに
自分には何も無いのに
きっと、俺は求めていたんだ
自分の空っぽな心を埋めてくれるような人を
自分に外の世界を見せてくれる人を
自分を求めてくれる人を
自分を照らしてくれるような人を
きっと、そんな太陽の様な人を求めていたんだ
向日葵のように明るくて、綺麗で
太陽のように暖かく、包み込んでくれる人
自分探しの為に俺は軍に入った
何でも程々に出来るから
入ってから直ぐに幹部になれた
別に、幹部になれた事に対しては何の感情も湧かなかった
でも、入った事でやっと出逢えた
太陽と_。
入りたての頃の俺は吃驚するほど無口で、塩だったと思う
syp「…今日から入るsypです、 」
tn「よろしくな」
ut「よろしく〜」
rbr「何でも聞いてな!!」
kn「よろしく!!!」
em「よろしくお願いします」
zm「よろしくな!」
sha「よろしく、!」
syp「…はい」
最初の挨拶でさえ、必要最低限以上は喋らなかった
zm「なぁなぁ!」
zm「syp!」
syp「…はい?」
zm「勝負しよーや!」
syp「…」
模擬戦、の事か?
ut「こらこらzm」
ut「入ったばっかやし可哀想やろ?」
zm「えー?!」
zm「やろーや!」
zm「な?!」
kn「zm圧が凄いわw」
zm「だって、強そうなんやもん、」
成程、強い人とこの人は戦いたいのか
なら俺は無理やな
syp「…俺は強くないんで」
そう言ってその場を去った
去った先にはshaさんが居た
sha「よっ!sypくん」
syp「…こんにちは」
何処に行っても誰かおるやん…
だる…
sha「やらんくってよかったん?」
syp「何が、ですか?」
sha「zmとの模擬戦よ」
syp「あー…」
syp「別に、興味ないし、俺は強くないんで」
sha「幹部になったって事はそれなりに強いって事やと思うけどなぁ?」
syp「そんな事ないです」
syp「謙遜とかではなく、本当に」
sha「ふーん、?」
sha「なんでそう思うん?」
syp「…」
syp「俺は、何が得意とか不得意とかも無く全て平均並みに出来るだけなので」
syp「強い訳ではないんです」
何でこんな事をこの人に話しているんだろう
そう思ったがこの人と話していると自然と口から言葉が出てくる
sha「全部満遍なくできるんはすごいと思うけどなぁ!」
黄色の瞳をキラキラと輝かせて、此方を見てくる
syp「…」
そんな訳が無い
何か一つでも、他のものより優れている何かがある方が余っ程すごい
もう話は無いだろう、と思いその場を去ろうとするとshaさんが話し始めた
sha「…sypくんって、趣味とかあるん?」
syp「…趣味、ですか、?」
sha「うん」
syp「特に、ないですけど…」
急にどうしたんやろ…
そんな気になる事ちゃうくないか、?
sha「じゃあ、好きな物とか、食べ物は?」
syp「…特に、」
sha「んー、嫌いな食べ物!」
syp「な、ないっすけど…」
な、なんでこんな質問ばっかしてくるんや、?
それも、どうでもいい様なやつばっかり
sha「じゃあ〜、」
syp「ちょ、ちょっとまってください」
sha「ん?どした?」
syp「何でそんな質問してくるんすか、?」
sha「え、嫌やった?」
syp「いや、別に…」
syp「…ただ、気になったというか、」
sha「…だって、sypくんって”何にも興味ない”みたいなんやもん、」
syp「へ、?」
俺、そんな顔に出てる…?
sha「何か、興味が無いというか…んー、?」
sha「何も知らない空っぽな赤子、みたいな、?」
syp「…ッ、?!」
一瞬、動揺した
まさか、言い当てられるとは思わんやろ、
“空っぽ”って
syp「…赤子、ですか?」
sha「うん」
sha「、赤ちゃんって、産まれてきたばっかでまだ何にも知らんやろ?」
sha「何にでも染まる空っぽの状態やん?」
sha「sypくんがその状態に似てるなって、」
sha「あ、なんとなくやけどな?!」
…
吃驚するくらいに言い当てられる
赤子という例えに確かに、と自分でも思った
syp「…そんなに、顔に出てますかね、?」
他の人もそう思っているのか少し不安で恐る恐る聞いてみた
sha「いや、他の人は気づいとらんと思うよ?!」
気づいてないんか、
…よかった
syp「…じゃあ、何でshaさんは、?」
sha「…そのー、俺よく人を観察する癖があってさ、(苦笑)」
あまり話したくなさそうな、彼には似合わない苦い笑みを浮かべていた
syp「…そうなんすね」
syp「…shaさんの言う通り俺は空っぽです」
syp「自分でも自分の事が分からないし、他人にあまり興味もないんすよ」
syp「…興味を持てる人に出逢えたことがない、って言うのがいいんすかね、」
sha「…やから、好きな物や事も、 嫌いな物とかないって、そう言いたいん?」
syp「…まぁ、そうっすね」
少し、間があってからshaさんは話し始めた
sha「…sypくんは、どんな人やったら興味を持つん?」
syp「…」
そんなの、考えたことがないから分からない
でも、なんとなく
自分の、この心の空洞を埋めてくれるような人
そんな人と出逢いたいと思っている気がする
syp「…空っぽな自分を埋めてくれるような人、じゃないっすかね、?」
sha「空っぽを埋めてくれる人、か、w」
何故かshaさんが小さく笑った
syp「?」
頭の中がハテナになっていると
sha「…そうやね、」
sha「それが、1番の解決策やな、!ニコッ」
syp「!」
此方に向けられた笑顔がとても眩しかった
太陽の様な、綺麗な笑顔だと思った
syp「…解決策、?」
syp「誰か1人でも、自分が求めているような人が現れるだけで人って救われるもんなんよ、?」
syp「…」
よく、分からへんなぁ…
それだけで俺の空っぽも埋まるんやろか…?
でも、何処かこの人は俺を照らしてくれるような、そんな気がする
sha「…」
sha「…少なくとも俺は、sypくんといっぱい仲良くしたいなって思ってるよ」
syp「、!」
“仲良くしたい” …?
そんな事言ってくれる人は今まで1人もおらんかった
だからこそ疑ってしまう
“嘘じゃないのか” と
shaさんの方を向いてみると
じっと、此方を見つめていた
曇りなきまなこで
まるで、暗闇にいる俺を明るい外へと手を差し伸べているようだった
syp「ッ…」
やめて、お願いだから…
勘違いしてしまう
自分が “求められている“ って
勘違いしてしまうから、…
sha「…俺はsypくんと一緒に居たい」
sha「今も、これからも」
syp「ッ、!」
sha「ほんまに、思っとることやで、?ニコッ」
syp「!」
shaさんの笑顔を見る度に心がふっと軽くなる
shaさんの言動で、笑顔で
空っぽな心が少しだけ、埋まった気がする
この人が俺の求めていた人かもしれない、
そう思える程。
俺が黙りこくっていると、大先生とknさんが来た
ut「…あれ、?」
ut「sypとshaちゃんやん」
kn「ほんまや!」
kn「こんな所で何してんの?」
sha「ん〜?」
sha「今から俺の行きつけの店に一緒に行こかって話しとってん!」
syp「ぇ…?」
そ、そんなん聞いとらんけど、?!
ut「あ〜…あそこな、!w」
kn「久しぶりに俺も彼処行きたいな〜!!」
sha「今日はsypくんと2人で行くんで!w」
kn「ちぇー…」
少し、不貞腐れた顔をしていた
sha「…じゃ、行くぞsypくん!」
そう言って、俺の手を握り、外へと走って行った
syp「ちょ、s、shaさん、?!」
急に走り出した事に驚いていると
ut「気ぃつけてな〜」
kn「次は俺も連れてけよー!!」
後ろから、そんな事を言っている2人の声が聞こえた
それから俺はshaさんに色々な所に連れていってもらった
初めて行く所や体験する事が沢山あった
shaさんとだったら何処に行っても楽しかった
sha「sypくん!次あそこ行こーや!!」
syp「ちょッ、shaさん元気すぎです、」
syp「俺もう疲れたんですけど、ッ?!」
sha「ごめんごめんw」
sha「でもまだ行けるやろ?!」
子供の様にグイグイと手を引っ張ってくる
syp「ちょッ、マジすか、? 」
syp「…もー、しゃーないっすね、w」
sha「!」
sha「今!笑った!!」
syp「え、?」
笑った、?
俺が?
、嘘…
ずっと、笑えなかったのに…
sha「笑った顔の方が似合うで !ニコッ」
syp「!」
syp「…それはshaさんもっすよ、(ボソッ」
shaさんには聞こえない声で、そう呟いた
syp「ほら、行くんやったらさっさと行きますよ! 」
shaさんの前を歩いていった
sha「あ、ちょ、待てやー!」
そう叫ぶshaさんを背に、少し笑みが零れた
syp「w」
shaさんは闇という暗い世界しか知らなかった俺を光という明るい世界を見せてくれた
俺を、照らしてくれた
初めて、幸せを知れた気がした
shaさんが、俺の空っぽな心を埋めてくれた
俺はshaさんの笑顔が好きだ
向日葵のように綺麗で、明るくて、暖かい
俺を照らしてくれる笑顔だから
あの人は俺の太陽だ
何時も俺を心の真ん中で照らし続けてくれている
だから、shaさんがいる限り、俺はもう闇へとは沈まない
“これからも一緒に居たい”
shaさんはそう言ってくれた
俺も、一緒に居たい
貴方を、傍で見ていたい
やっと、やっと俺の心が埋まったのに
shaさんが居なくなったら空っぽに戻ってしまう
shaさんを失いたくない
その一心で俺はemさんに続いて部屋から出ていった
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𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ??「失敗作やから…ッ」
ෆ 300