⚠︎御本人様には一切関係ございません⚠︎
こちらの作品はwrwrd様の小説版創作ドラマとなっております。
登場人物に出てこない方がいるかもしれません。
公式の情報をアレンジしている箇所がある可能性がございます。
ご理解頂けますと幸いです。
・腐等の要素は一切含まれておりません
・軍パロ
・sha様が主人公 となっております
キャラ崩壊や誤字脱字等あるかもしれませんが、ご了承ください。
それではどうぞ、ご覧下さい。
ci視点
総統のgrから俺達に告げられた
“shaが此処を抜ける”
“shaの事を忘れてくれ”
“最後のお願いだ”
と、shaさんが言っていたという事を
でも、僕には其れ等の言葉が上手く理解できなかった
いや、理解しようとしなかった
だって、shaさんが居なくなるって信じたくなかったから
皆、真剣な表情で何かを考えている
きっと、shaさんの事だろう
皆だって、居なくなってほしくないんだ、
僕だって…
止めれるのなら止めたい
僕は詐欺師の家系だった
家族はしょっちゅう金目の物等盗ってきていた
詐欺師には他人に対する”情“は要らない
何かを盗る時に失敗する確率が上がるからだ
だから僕の家族は皆、他人に対して無駄な感情を抱いていない
だが、僕は違った
僕だけは違った
他人に対する”情”がある
“普通の人“ と同じようにある
だからこそ、家族からは
”失敗作“
と呼ばれていた
それが嫌で、親に認めてもらいたくて
“成功作”
になりたくて、!
ずっと、人を騙せるように頑張ってきた
やはり罪悪感や、ターゲットに対しての”情”が移ったりはするが、
何とか出来るようにはなった
ある時、親から
「今よりもっと大きな事が出来れば認めてあげるよ?w」
「例えば…」
「 “w軍を騙す“ とか!w」
こう、言われた
その時の僕は兎に角認めてもらうのに必死で
一目散に軍へと向かった
そして、軍に入り、幹部となった
幹部は僕合わせて9人居た
皆、優しく僕を出迎えてくれた
“よろしく!”
“何でも聞いてな!”
等と声をかけてくれた
それからの日々は楽しかった
一緒にふざけ合ったり、笑いあったり、時には怒られたりした
ずっと、こんな日々を送っていたいと思った
でも、僕はお前らを騙しに、裏切りに来た身だ
だから、これからお前らを裏切らないといけない
なのに、そんな事したくないと思ってしまう自分がいる
“計画を、立てないと”
そう思うのに頭が回らない
何時もと変わらない俺への優しさが辛かった
_ある日、shaさんに呼ばれた
ci「…shaさん、いきなりどうしたんですか、?」
sha「あ、ci、!」
sha「その…」
sha「ciは、最近、どう、?」
“最近どう”、?!
無理矢理な質問すぎて吃驚する
ci「べ、別に普通やけど、」
sha「…そっか、」
ci「ほ、ほんまにどうしたんですか?」
sha「、…ci、なんか悩んでへんか、?」
ci「?!」
ci「…べ、別に何にも悩んでませんよ?」
咄嗟に、嘘をついてしまった
本当は、悩んでるのに
sha「ほんまに?」
shaさんは僕の目を真っ直ぐと見てくる
ci「ッ、」
あまりにも真っ直ぐな瞳で見つめられるから
言葉が詰まってしまう
ci「、ないよニコッ」
嘘
困ってる
悩んでる
苦しい
辛い
助けて欲しい…ッ
僕はきっとお前らの事を裏切る事ができない
でも、少しでも、たったの1%だけでも出来るという希望があるのなら
それに縋りたい
裏切る事で自分を苦しめるのも分かってる…ッ、!
だけど、それでも、!
1回でいいから
“よくやった”
“頑張ったね”
って、言われたかった
僕の存在を認めて欲しかった、ッ
失敗作だから、役たたずで何にも出来ないから
そんな事言われる日が来ないのは分かりきってる
でも、其れ等全てを僕は気づいてないふりをする
知らないふりをする
僕の心の中は正直で、
ずっと
“辛い”
“悲しい”
“苦しい”
“助けて”
と訴え続けている
それに気づいていないかのように今日もいつものように演技する
僕は詐欺師だから
全て嘘で出来ている
きっと、 “裏切りたくない“ というこの気持ちも全て 嘘 なんだ、
sha「嘘だ、」
ci「…は、?」
sha「ci、嘘ついとるやろ、」
ci「ついてませんって、wニコッ」
“本当は困ってる”
“助けて欲しい”
そう言いたいのに喉に何かがつっかえているかのように言うことが出来ない
sha「…、無理して笑顔作らんでええよ、?」
sha「此処には、俺とお前しか居らんから」
ci「ッ…」
この人は、何時もそうだ
皆の事をよく見ていて、少しの変化でもすぐに気づく
騙したくても、騙せない…ッ、
ci「…なんで、(ボソッ」
sha「ん、?」
ci「なんでそんなに僕に構うんですかッ、!!」
ci「なんで、ッ」
ci「なにか抱えてるって、気づいちゃうんですかッ、w」
sha「…そんなん、決まってるやん」
sha「大切な仲間やから、」
sha「それしかないやろ?w」
ci「ッ、」
“大切な仲間”
その言葉を聞き、チクリと心が痛む
ci「、そんなの、理由になりませんよ、」
sha「なるよ」
ci「…なりません、ッ」
sha「…じゃあ、ciはもし、大切な人が苦しんどったらどんな行動を取る?」
大切な人…
わかんない
僕にとっての大切な人って、誰なんやろ
ci「…わかんない、」
sha「…俺は、 !」
sha「自分が犠牲になったとしてでも助ける!ニカッ」
…
shaさんの、この笑顔は好きだけど、嫌いだ
見ていて此方まで幸せになれる笑顔
自分を照らしてくれる太陽の様な笑顔
向日葵の様に綺麗な笑顔
そんな、向日葵の様に儚く散ってしまいそうな笑顔に
自分が、救われそうになって怖い
ci「…」
ci「俺は、失敗作やから、無能やから、そんな事したって足でまといになるだけですよ…ヘラッ」
sha「、ciは失敗作でも無能でもあらへん、!!」
ci「、?!」
sha「ciは、ciは…ッ、」
sha「優しくて、何時もふざけとるけどいざと言う時は頼りになるし、」
sha「人と直ぐに打ち解けられるし、場を和ましてくれる、」
sha「1個も無能な要素ないやん、ッ?」
ci「ッ、 」
ここで、否定しなかったら自分が自分じゃなくなる、
認められてるかもって、勘違いしてしまったら今までの努力が全部崩れる
それが怖いから、僕は必死に否定をする
ci「…そんなの、全部気の所為ですよ、」
ci「僕は…詐欺師なので、ニコッ 」
ci「僕の今までの感情、行動、言動」
ci「何もかもが嘘で出来ているんですよ、?」
sha「…じゃあ、」
ci「?」
sha「じゃあ、何でお前はッ」
sha「泣いとるん、ッ?」
ci「ぇ、? 」
shaさんに言われて気づいた
頬を触ると、濡れていた
目から何かが溢れ出していた
ci「、な、みだ、?ポロポロ」
sha「…それも、自分で意図的に出したっていうんか?」
ci「ッ、」
ci「…ッ、そ、そう、ですよ、?ポロポロ」
まだ溢れてくる涙を止めようと必死に目を擦るが止まらない
止まることを知らない
sha「じゃあ、今すぐ泣き止んでみてや、」
ci「ッ!」
止まれ、止まれ…!!
そう念を念じても止まる気配がない
sha「、なぁ、辛い事があるんやったら俺に話してや、?」
ci「ッ、」
sha「そんなに俺、頼りないか…?」
ci「ちが、ッ”!」
sha「じゃあ、話してや」
sha「仲間、やろ、?」
ci「ッ、仲間じゃ、ないもん”…ポロポロ」
これだけshaさんに察されていても、僕はまだ否定し続ける
自分の為に
sha「…ッ、仲間、やんかッ、ポロポロ」
ci「!?」
shaさんが泣いてしまった
どうしよう、僕のせい、?
僕のせいだ、
sha「俺は、ッciのこと”、!ポロポロ」
泣かないで、
shaさんは笑っていてよ…
僕が見えなくなるくらいに明るくさ、?
そんな、悲しい顔似合わないよ…
ci「s、shaさ、ッ!」
ci「泣か、ないでくださッ、!」
sha「ッ、仲間やろ、ぉ、?ポロポロ」
ci「ッ、」
仲間じゃないと思っていたかった
仲間だと認めたら裏切れなくなる
でも、認めたらshaさんが泣き止んでくれる
…
どうやら僕は
裏切って家族に認められるより
shaさんに笑顔になってほしいみたい
shaさんに認められたい
shaさんには笑っていて欲しい
ci「…仲間、ですよ、ニコッ」
sha「!!」
sha「よか、た、ぁ”…ポロポロ」
子供の様に泣きじゃくるshaさん
先程とは違い、嬉しそうな笑みが微かに零れている
そんなshaさんを見て僕は、自然と笑顔になる
どうしようもなく愛おしく感じる
ci「…僕は、この軍を裏切りに来た身だったんです」
sha「ッ、!?」
ci「…家族に、認められたかったからッ、!」
ci「家族は皆上手く詐欺師をしていけてるのに」
ci「僕は、ッ僕だけは」
ci「他人に情が移ってそんな事ができない、ッ」
sha「…」
ci「僕は失敗作だから、最後のチャンスを与えられたんです」
ci「それが、この軍に入って裏切る事です」
ci「…最初は、裏切ろうと頑張りました 」
ci「でも、関われば関わる程」
ci「皆とずっと一緒に居たいって思ってきて、ッ」
ci「…」
ci「、出来ないって、僕にはそんな事出来ないって分かっていた、」
ci「分かってたけど、認めてしまうとこれ迄の努力が、崩れ落ちてしまうから、」
ci「必死に背を向けて、気づいてないふりをし続けてきたんです」
ci「ッ…」
ci「でも、もう無理だぁ、ヘラッ」
ci「気づいちゃったんですもん、」
sha「、?」
ci「皆が大切だって、」
ci「…shaさんにあんな顔してほしくないって」
ci「ここに居たいって…」
sha「ッ!」
sha「…ci、て事は、?!」
ci「…もう、彼奴らの為に裏切りなんてしません、!ニコッ」
sha「!」
sha「ほんま、びっくりしたぁ、ヘタリ」
shaさんは、体の力が抜けたかのように座り込む
顔を、見てみると
何時ものshaさんの顔に戻っている
先程まで泣いていたせいか、少し目が赤い
sha「急に裏切りに来たんです〜とか、心臓に悪すぎるわ、!」
ci「あははッw」
ci「すみませんッw」
ci「…はぁ〜、ヘタッ」
shaさんが元の顔に戻った安心感からか、体の力が抜けて座り込んでしまった
ci「ほんま、僕は何やったら出来るんやろなぁ(ボソッ」
sha「…まーだ、そんな事言っとるん?」
ci「へ、」
sha「ciはやれば出来んねんから! 」
sha「ciは、凄い子やから!」
sha「何でも出来る!」
ci「!!」
sha「俺が保証したるわッ!ニカッ」
ci「へへへ、w」
ci「ありがとうございますッ!」
sha「!」
sha「ニコッ」
shaさんは、やっぱり凄い
欲しい言葉をくれる
初めて、僕の事を誰かが認めてくれた
褒めてくれた
とても、嬉しかった
心臓がキュッとなって、
“今まで頑張ってきてよかった”って、
“生きててよかった”って、初めて思えた
何回か自殺しようとした時もあったけれど、
多分、もうそんなことしようと思わない
shaさんが居るから
僕は決めた
これからはshaさんの笑顔を見るために、
僕が好きなあの笑顔を見るために生きようって
shaさんの為に生きようって、決めた
その為に、僕はshaさんを此処から抜けさせないようにする
何がなんでも止める
これからも、僕はshaさんと一緒に居たいから
僕はsypの後に続いて、部屋から出て行った
──────────
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ??「みんなの中心だから」
ෆ 300
やっと次で皆の過去編、? が終わります、…!
長かった…、
コメント
4件
今回も最高でした…! 次回もめっちゃめちゃ楽しみに待ってますね!!!!!