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今日道でバイクを見ていたら、ふと思い出したお話があるので、書きますね!
もしかしたら知ってる方居るかも!!
(TikTokのお話です)
※seungmin side※
今、リノとバイクで2人乗りでドライブしてるの!
夜にこうやってリノとバイクでドライブするのが堪らなく好き。
けど、今日はやけにスピードが早い。
いくら人通りが少ない道とはいえ、警察に見つかったら即アウトなくらい。
S:ねぇ、リノヒョン。なんか速くない、?
L:ㅎㅎ…。怖い、?ㅎ
S:怖いよ…。スピード落として、?
L:じゃあ、俺に愛してるって言って。
S:愛してる!だからスピード落として!
L:今度は、俺を抱きしめて。
L:今までに無いくらいきつ〜く。
ギュッ…
S:大好きだから!速くスピード落としてよ!!
L:じゃあ、最後ね?
L:俺のヘルメット、お前が被って。
S:へ、どういう…
L:いいから早く…!
S:はい、被ったからっ…
L:ありがと。スンミナ。愛してる。
S:へっ…?りのひょっ…そっち塀だy…
ガシャンッッ!!!
鉄の塊と固い塀が凄い勢いで衝突し、僕達は地面に叩きつけられた。
S:いたたッ…、って、リノヒョン、?
S:ねえ!リノヒョン!しっかりしてよ!!ねえ!!
頭やら色んなところから血を流し、声を出すどころか、目も開けてくれない愛しい人。
S:そんな…やだよ……、
リノヒョンの血でベタベタになった震える手で急いで救急車を呼ぶ。
声も震えてしまって、救急隊員に伝わっているかもわからない。
その間もずっとリノヒョンの手を握るが、その手はどんどん冷たくなっていく。その手には毎日欠かさずつけていた指輪がついていた。
僕がプレゼントしたもの。
どれくらいの時間が経ったかな…。
リノヒョンは帰らぬ人となってしまった。
バイクは整備不良でブレーキが効かなかったらしい。
幸い、僕はリノヒョンがくれたヘルメットのおかげで、足の骨を折る程度で済んだ。
あれから、何日泣いちゃったんだろう。ㅎ
顔の傷が涙で沁みようが、関係なかった。
ただ泣きたかった。
泣いてもリノヒョンは帰ってこないのに。
こんな姿、リノヒョンも見たくないよねㅎ
リノヒョンが亡くなってから数日。
僕は抜け殻のようになってしまった。
もっとリノヒョンと遊びたかった。
もっとリノヒョンと愛し合いたかった。
もっとリノヒョンと笑顔で過ごしたかった。
他愛もないくだらない話で笑いあって、幸せに過ごしたかっただけなのに。
何をしようとしても気力が湧かない。何をしても楽しくない。リノヒョンがいないから。
何度も命を絶とうと、ベランダに出た。
でも、毎回怖くて駄目だった。
ある日、泣き疲れてソファで眠ってしまった。
目を覚ますと、目の前には愛する人が笑顔で僕を見ていた。
間違いない。リノヒョンだ。
最愛の人を目の前にして、涙が止まらない。
S:りのひょッ…ごめんなさいッッ僕が生きてッ…
L:スンミナぁ〜ㅎお前ほんと泣き虫だなㅎㅎ
L:目も腫れて、不細工だぞ…ㅎ(泣
S:ヒグッ…ひょんッッ…もっと一緒に居たかったよぉ゛ッ…!
L:ッ、俺もだよ…
L:スンミナ。これだけは約束してくれ。
L:死ぬな。
L:俺の分まで生きろ。
L:それだけだ。守れるか?
S:やだよぉ゛ッ、リノヒョンと一緒に居たい゛ッ
L:ワガママ言うなよ…ㅎこれが最後の願いなんだよ、
S:あぅ゛ッ、りのひょんッッ…(泣
L:あぁ…もうそろそろかな、
S:りのひょッ、消えちゃやだッッ、!
L:絶対に死ぬなよ?ㅎスンミナ、愛してる…
S:やだぁ゛ッッ!リノヒョンッ!!
S:ぁっ、夢か…、
寝ている間に泣いていたのか、ソファに置いてあるクッションがびしょ濡れだった。
S:リノヒョン……、
夢の中で、リノヒョンがいた場所には誰もいなかった。
S:そりゃそうだよね…ㅎ
リノヒョンは居なかったが、そこには太陽の光に反射する何かがあった。
近づいてみると、指輪だった。
それも、リノヒョンが愛用していた指輪。
夢の中でのリノヒョンの言葉を思い出す。
生きなきゃ。
ちゃって書いて終わるつもりだったのに、めっちゃ書いちゃった…
自分で書いてるのに、泣いちゃって書けなくなるし…笑
歳取ると涙脆くなるからかな。
コメント
2件
普通に泣ける😭 しかもこれが離婚危機って考えるとリノの優しさで最高だよぉ!