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朝になって、目が覚めて、若井と挨拶を交わして。
慣れなきゃと思っても慣れることができないこの環境を鬱陶しく思ってしまう。
まぁ、こんなのに慣れることができるやつがいるなんて定かではないが。
そのまま思考をぐるぐると回転させていると、とあることに気がついた。
若井仕事じゃん……
仕事で若井が一時的に抜けるということに嬉しいと思う反面、寂しいという気持ちも芽生えている。
だが、そんな気持ちに構っている暇などない。
m「わ、わかいっ、仕事は、? 」
w「え?……ぁ゙ーっ、!?忘れてたぁ~!!」
やっぱり、忘れてた。
若井は仕事ということに気がつくと、急いで支度をし始めた。
昨日は「午後からだから大丈夫」って余裕ぶっこいてたのに………
そのままベッドの上であぐらをかき、若井の様子を目で追っていると、若井は急ぎすぎているせいか、机の角に足の小指をぶつけたり、転んでしまったりしている。
僕はそんな前までの日常の一時のような場面に思わず笑みが溢れる。
僕が笑みを浮かべたことに驚いたのか、一瞬目が見開いて、一緒に笑みを浮かべる若井。
確かにこうやって素で笑うのは久々だもんな、笑
m「いってらっしゃい、笑」
w「…いってきます」
…ん、?
今、普通にお見送りできてたくね??
なんでなんだろ、昨日まではそんなことなかったのに、
まぁ、理由はともあれ、若井と前までのような関係に戻れるのだとしたらありがたい。
なんならいっそ…………… 堕ちてしまってもいいと思う自分がいる。
堕ちたら、2人で深く愛し合って幸せな毎日を送れるのかな。
若井の強い束縛にも応えて、若井しか眼中にないようにして。
……やめよ、こういうの考えるのは。
寝よ、
僕は変なことを考えずそのまま布団を被り直し、夢の中へと再度意識を手放した。
w「……き…!もとき!」
m「ん、?」
若井に呼ばれた…?
w「どうしたのボーっとしちゃって。ほら、ジェットコースター行くよ?笑」
あれ……?
僕、監禁されてたんじゃ……?
しかも、若井の仕草が前までの若井とそっくり。
これは一体どういうこと……?
w「…もう、元貴ほんとにどうしたの。体調悪い?休む?」
心配してくれてる……
……って、これ初デートのとき…?
…そうだ。これ初デートの日だ。
これは夢なのか?
過去の夢を見ているのだろうか。
……懐かしいな。
この時は2人で指を絡ませて手をギュッと握りながらヘトヘトになるまで乗り物に乗って、歩いて、しんどいときは支え合って、笑い合って。
ポト……
m「あ、れ……?」
頬に何か水が伝う感触が。
w「え、ちょっ、元貴!?なんで泣いてんの…?何か嫌なことあったっ!?」
あぁ、涙か。
夢の中で泣くとか、どうしてんだよ。
僕のいきなりの涙に驚いたのか、さきほど現実でもあったようにあわあわと慌てている若井。
それにまたもや笑みが溢れる。
m「わかい………だいすきっ」(ニコッ
w「…俺も、大好きだよ元貴」(ニコッ
その時の若井は、はにかみ笑顔でそう言った。
あぁ、幸せだなぁ
こんな時間が長く続けばいいのに。
w「……き…!もとき!」
m「ん…、?」
w「ただいま♡ 帰ってきたよ」
…これは、夢、じゃない…。
あーあ、現実に戻ってきちゃった。
若井もあの時の初心な表情などなく、もう完全に狂っている表情だった。
m「……わかい…、」
w「ん?どうしたの♡」
m「僕、今さ…っ、初デートのときの夢みててっ゙」
w「…うん」
m「それでっ、あのときの若井はどこ行っちゃったのかなって、思っちゃったッ… 」
w「…じゃあ、最初の時みたいに 今から優しく抱いてあげようか?」
m「へ、?」
w「じゃ、ちょっと待っててね〜」
m「えっ、ちょ、まっ 」
バタンッ (扉閉
若井は最悪な1言残して部屋を後にした。
優しく抱くって……僕はそういう意味で言ったんじゃないのに。
自分で書いてて意味があんま分からん
皆さん、1週間ぶりですね。(お久しぶりです)
……すみません!!ほんとに!!
これからもあんまり期待しない方がいいのかも。たとえ♡が目標達成しても投稿くっそ時間かかる。
まじですみませんでした、
next→♡900
もうちょっとしたら完結かな…?分かんないけど、
コメント
20件
まって今一気見した
完結が楽しみなような悲しいような… 毎回神作品ありがとうございます🙇♀️🙇♀️🙇♀️🙇♀️🙇♀️🙇♀️🙇♀️🙇♀️🙇♀️🙇♀️🙇♀️🙇♀️🙇♀️🙇♀️🙇♀️🙇♀️🙇♀️🙇♀️🙇♀️🙇♀️🙇♀️🙇♀️🙇♀️🙇♀️🙇♀️🙇♀️🙇♀️🙇♀️🙇♀️🙇♀️