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そうして月日は流れ、俺の猛アタックの成果だろう。やっと、やっと、伊華と付き合えた。道のりは長かった。
「とまぁ、そんな感じで今の俺があんのよ」
ケタケタ笑いながら俺は自分の過去の話を終えた。
「厳しくも楽しそうな人生、あ、嫌、私達(わたくしたち)はドールですからドール生ですね」
柔らかい笑みを見せる国際連盟と国際連合のドール、連華がそう言う。
「いゃぁ、本当に大変だった。特に愛と鈴からの特訓がな。後、伊華と付き合うの」
「確か、二十年ほどアタックを続けたんでしたっけ?」
「うん」
「本当、よく付き合えましたねぇ」
感心した様に言う連華に「それな」って答えて、このお茶会の主催者である欧州連合のドール、欧華の帰りを天満月の優しい光りに照らされてるこの温室に咲いている花々を見ながら待った。