この作品はいかがでしたか?
293
この作品はいかがでしたか?
293
キミが欲しいもの【𝑴𝒆𝒓𝒓𝒚 𝑪𝒉𝒓𝒊𝒔𝒕𝒎𝒂𝒔】 /smsh*
【作者から】
こんにちは、りうです。
先日は変な投稿をして、
皆さんに心配かけてごめんなさい。
薄々勘づいてる方もいるかもしれませんが、
またテラーを辞めなければいけないかも、
という状況に陥っています。
しかも私は来年から新しくスマホを買ってもらう予定で、
もうこの端末自体使えないかも、
という感じです。
そのスマホにも
制限が掛けられちゃうみたいなので、
転生もできるかどうかわかんない状態です。
これからもwtを推せるかどうかも…、
ァァァ精神安定剤がッッ
って感じです。
今んとこ大丈夫です。
生き生き文字が打ててるので。
あとまだ小説のストックがあるので、
出せる時にまた出そうと思います。
ただこのクリスマス小説は、
書き終わる前に危機に陥ってしまったので、
最後の方は適当に済ませてあります。
許してください。
もし復帰出来たら、
また迷惑かけてしまうかもですが、
よろしくお願いしますね、w
______
※恋愛要素有
※krnk*、brkn*要素有
____________
shside
ごく普通の、いつもの昼過ぎ。
俺とsmは付き合っていて、
もうすぐ5年が経つ。
そして今月は「クリスマス」という
特別な行事があって、
皆それぞれケーキを食べたり、
ステーキを焼いたり。
カップルがなんかいちゃいちゃする日、
ともいうのだろうか。
冬場の寒さに体を震わせ、
カレンダーを見つめる。
25日の欄には、「-クリスマス-」の文字。
これは俺が楽しみのあまり書いたもので、
1年に1度のこの日を、
待ち遠しくしていたのだ。
…そういえば、
彼の欲しいものを聞くのを忘れていた。
もう12月半ばにも関わらず、
なんの目処も立てていなかった。
sh「なぁsm?」
俺は振り返って、smに視線を移し言う。
sm「ん、?」
sh「…あ、いや…何でもねぇや。」
『クリスマス何欲しい?』
と聞くつもりで話しかけたものの、
突然俺に何かが囁いたように、
ちょっとした罪悪感が襲った。
““本人に聞くとか、
彼女としてないんじゃないか…?””
確かに、ずっと一緒に過ごしてきたなら、
あいつの彼女なら。
意思疎通が図れてもおかしくはない。
一見物静かで無表情の彼。
でも喋る時は喋るし、
それもそっけなくもなく、
しつこくもない、丁度いい声色で。
感情はあまり声や顔に出ていなくても、
耳が赤くなったり、目を泳がせたり。
無表情なのに感情豊かだな、
と思う時がしょっちゅうある。
それも相まって本当に愛おしい。
そんな彼の願うものなんて、本来ならば
すぐわかってしまうのだろう。
でも頭の悪い俺のこと。
検討がつくはずもなく。
しばらく思い悩んだあと、
どうしても答えが見つからないので、
仲間に相談してみることにした。
緑色をしたメッセージアプリを開けば、
愛する彼と、wt皆とのチャットグループ。
そしてその下には、
『彼女組』と書かれたグループ。
これはnkが勝手に立ち上げたもので、
knも半ば強制的に
このグループに入れられている。
そう、俺たちは他3人それぞれの『彼女』
だということ。
nkが、
「なんか俺らしかわかんない事とか、
逆にわかんないこと共有しようよ!」
と目をきらきらさせて言うもんだから、
仕方なく、いや、
少し興味が湧いたから入った。
sh「なぁ、ちょっといいか?」
と打てば、1分も経たずに既読がつく。
nk「どしたー?」
少し相談することに
羞恥心と劣等感を抱きながら、
sh「smのことで相談があるんだけどさ」
と書いて送信する。
kn「え、何何」
nk「ほう…?」
sh「クリスマスプレゼントって、
何あげればいいと思う?」
nk「ん〜」
とすぐ悩むような素振りを見せる彼だが、
kn「あーね、?」
どうせ画面の向こうで
笑っているのだろう。
俺でも分かるぞ。そんくらい。
nk「smだからなぁ…w」
sh「そうなんだよね」
kn「いや〜」
「むずw」
sh「だからお前らに聞いてんだよw」
とっくに見当のついていた答え。
そのことに呆れた俺は、
sh「やっぱ本人に聞いた方がいいのか?」
と、一度はやろうとしていたことを
文字にする。
nk「それしかなくない?」
kn「うん」
賛成の声。
彼らも考えるのを諦めていたのだろうか。
nk「あでも、」
…え?
「やっぱ駄目だわ。」
駄目なんかい。
sh「ちなみに2人って何あげるの?」
nk「俺はお揃いのキーホルダーと、
もふもふのぬいぐるみ…
マフラーと、あ〜手袋もいいなぁ…」
sh「あげすぎだろ。」
kn「俺はまぁ、香水とか?」
「brってああいうの似合いそうだし」
sh「あ〜…」
確かにsmとお揃いのもの欲しいかもなぁ…
でもマフラーとかは
ついこの前買ってもらっちゃったし…w
香水…は…、なんか彼に
嫌いな香りとかあったらやだな、
とか思っていると、ふと思いついた。
sh「なんかストレートに聞くの嫌だから、
質問とかしてみるのもありかも」
nk「あー!」
kn「前の企画であったねそんなの」
sh「knへのプレゼントのやつだろ?」
kn「あの時はどうも」
俺の心の中がそれでいいだろ、という
言葉で溢れて、
同時にもうこれ以上考えたくない、
という気持ちが湧いてくる。
sh「おけ、これでいくわ。協力あざす」
kn「ほぼ俺ら何もしてないけどな」
nk「それな」
sh「w」
その会話を最後にアプリを閉じ、
スマホの電源を切る。
sh「あ゛〜〜〜ッ」
と思わず背伸びをした。
______
今日もどこか落ち着いた雰囲気の彼。
その背中に視線を向けて俺は言った。
sh「…なぁ、」
sm「ん?」
髪をふわっとなびかせて、
アメジストのような瞳が俺を見る。
sh「クリスマスプレゼントっ…て」
「何か欲しいものあるっ…?」
sm「あ〜……。」
と俺から目を逸らし、何か考え事をする。
sm「あるよ、」
「…で?」
sh「あっ…、そうそう、今からさ、」
「その”欲しいもの”について
質問するから、」
「答えてって欲しいな。」
すると彼は指を固く組んで言葉を発する
sm「いい…けど..,…、」
「shから貰うものは何でも嬉しいぞ…?」
sh「ッ…、そんなこといいからッ!!、はい!!」
「1問目!!!!」
______
sh「色は?」
sm「ん~~~、パス」
さっきからずっとパスばっかりで、
質問する側もつまらない。
なので少し具体的にしてみよう、
そう思った。
sh「じゃあ〜…、
本当だったら今すぐ欲しい?」
sm「まぁそうだね、欲しいかな。」
きたぁぁッ……、
と心の中で小さくガッツポーズをする。
sh「それは片手で持てますか?」
sm「…いいえかな……」
ふーん…、今すぐ欲しくて、片手で持てない
…電子機器とかそこら辺なのかな……、
sh「それは重いですか?」
sm「………俺にとっては軽い」
“smにとっては”ってなんだよっっ
じゃあ俺にとっちゃ重いのかって話だろ…
sh「…俺にとっては重いですか?」
sm「、わかんない」
人それぞれっ…てことか、
全くわからねぇ……w
sh「…それは今貴方の視界に入っていますか?」
sm「~っ、…ぱす」
…は、、?
何だ今の反応。
もしかして……、
いやいやいや、
な訳〜w
…待てよ、
sh「今すぐ欲しくて、
片手で持てなくて、」
でもsmにとっては軽くて、」
んで多分視界に映ってる…、」
sm「…、」
俺じゃね!?!?!?!?
そう勘づいた瞬間、ばっと顔に熱が籠る
sm「…w、わかった…?」
彼は口角を上げ、
甘い声で言葉を発する。
俺が自惚れちゃってるだけで、
本当は全然違うものかもなぁとか、
だとしたら別の意味で恥ずいなぁとか。
有り得ないという感情も勿論あった。
でもこの彼の一言は、
間違いなく俺の心を射止めるものだった。
既に固くなった口を、
こじ開けて質問をする。
sh「……それは俺…ですか…、?」
sm「、秘密」
ああ゛ぁぁぁ゛゛ぁッッ
なんだよこいつッッ
人を煩わせる天才か!?!?!?!?
とことん彼氏してんなぁー!?!?
チッ、と舌打ちをして、
にんまりとした笑みで、
sh「はは、ありがと。
良い参考になったわ。」
sm「おう、w」
そう言い俺は立ち去った。
______
当日、
sm「分かってたかも知れないけど、
えっっと…、ぁ、一生、
…俺…のものに…っていうか…、
まぁなってください、w」
そんな慣れない言の葉に、
sh「っはい……、ww」
笑ってしまう自分がいた。
end.
コメント
5件
かわいいかよ(あたりまえ)
ありがとうございます。好きです。(( やめるかもしれないのか〜…まぁ、完全にやめるっていうのが決まったらまた教えて欲しい…!!