「勇ちゃんそれどうしたん!?」
「ん?なにがー?」
「背中の傷よ」
「あー…言ってなかったっけ。俺最近ツンデレのねこ飼い始めてさー」
「えー!?ほんまに!?」
「それがもう、まぁじ可愛くて」
「いいなぁ…」
「夜になると寂しいのか、たまに俺の膝に乗ったりして甘えてくんだよね。」
「なにそれ可愛いー!」
「だろー?だから、甘やかして可愛がってんだけど。違かったのか、鳴くのよ」
「お腹でも空いてたんじゃないの?」
「赤ちゃんじゃないんだから笑まぁでも、ねだってることは間違いない」
「ねこちゃんって気まぐれって聞くしね笑」
「んでも、その鳴き声がもうほんとたまらんくらい可愛くてさ…目もうるうるだし」
「それはたまらんね笑」
「それみると余計に意地悪したくなっちゃって、俺が満足するまであげられないのよ笑」
「勇ちゃん、それは流石に可哀想だよ笑」
「わかってっけどさぁ笑あ、ちゃんとあげてるからな??」
「あげなかったらやばいって」
「んで、ご本人様は満足なのか、応えるように可愛く鳴いてくれんの。まぁそれも当たり前に可愛い。」
「そりゃそうやろ!可愛いに決まってるやん」
「けど、1つだけちょっと不満があってよ」
「なに?」
「お腹いっぱいになったらすぐ寝ちゃうの」
「笑笑笑勇ちゃんの意地悪に付き合ってくれてるんだから寝かせてあげなよ!」
「この背中とか腕とかにある引っかき傷はその時にできたんだと思うわ」
「まぁねこちゃんあるあるだね笑たしかあそこの机に軟膏あった気がする…一応塗っとき?」
「お、さんきゅー」
「仁ちゃーん!そこの机にある軟膏持ってきて勇ちゃんに塗ってくれん?」
「えー…めんどくさ」
「はーい、ツンツンしないのー。お願い」
「分かったよ…ほら、勇斗後ろ向け」
「うぃー」
「はい、終わり。」
「さんきゅー」
(悪かったな引っかいて。)
(別に大丈夫っすよ、ねこさん)
end.
曽野さんはどんな"ねこちゃん"を想像しているんでしょうね。
「今度ねこちゃん見に勇ちゃん家行っていい?」
「誰にも見せたくないからだめ♡」
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