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後
部屋に戻り私は2人の様子を覗いた
アイリス）どう？リイ、クリーム
2人は何だかんだ料理を作っており私が料理を教えたとはいえ物凄く腕が上達している
ケーキがウェディングケーキに変わっている…え、ウェディングケーキ！？待ってあいつら何作ってんの！？
アイリス）お前らなこんなケーキ作ってんの！？食い切れねぇよ！？
クリーム）んぇ？違うんすか？
リイ）てっきり…ねぇ？
クリーム）んな〜
アイリス）お前らはバカかよ畜生！まぁ作ってもらったから文句は言えねぇけど…
2人）なんせ姫様が食べられますからね！
アイリス）クッソこの主バカめ…
ケーキもそうだが…周りを見ると豚の丸焼きやステーキ…え、なにこれ霜降り？霜降り高ぇのに…あれ、私買ったっけ…買ってねぇよな？コイツら自腹！？
アイリス）あ、頭痛くなっちまうな…
リイ）？？姫様のご家族のお誕生日会とあらば全力でやりますよ！
アイリス）お前らの全力は全力じゃねぇんだよ食え切れるかどうかわかんねぇよ…嬉しいけども
2人の面倒を見つつ料理の出来を眺めているとクリームが目を輝かせながらチョコケーキを持って来た
クリーム）なぁなぁ！姫様見てよ！クマチョコ！作って見たんだよ！
チョコケーキの上には可愛らしいクマの形をしたチョコが乗っており内心「こいつらほんっと器用だな…」と思いながら「そうだなぁ、でもあんまり作りすぎるなよォ」と…そうとしか言えない…
アイリス）…よく作るなぁ…食材がほぼ無いじゃん…
リイ）買われた食材を全て使い切るつもりです！あ、ホワイトシチュー有りますよ！
アイリス）もうやめてくれ…
夜
アイリス）やっと出来たか…
クリーム）早速お運び致します！お部屋はどちらへ？
アイリス）私の部屋に運んで、えっと…一応全員呼ぶか…ドット達も喜ぶだろ
ドット達を呼びに行こうと部屋から出ていきドット達の部屋部屋に行き私の部屋に集まる様言うと直ぐに私の部屋に向かい他の人たちも呼びに向かった
結果
アイリス）わぁ〜…部屋キッツ…
レイン）そりゃここまで呼んだらな
アイリス）本当はここまでやるつもりはなかったけど…まぁ、いいか
呼んだ人はマッシュ達とラブ達…あとは他の神覚者達も呼んだ(逆に呼ばなければ大変な事になる)
ラブ）ねぇねぇ！アイリスちゃん！
アイリス）ん？
ラブ）私たちまで良かったの？こう…深い関わり？とかないのに
アイリス）あら、嫌だった？ワース的には皆から祝われた方が嬉しいと思うけど
ラブ）そうだけどぉ…
アイリス）ついでに、ここで仲を深めればいいじゃない
ラブ）ん〜…それもそっか！
軽く話しているとワースの魔力を感じとりワースが部屋に入る前に外に出てワースを出迎える準備を始めた
アイリス）さてと…もう少しかな
しばらく待っているとワースの足音が聞こえ脅かしてやろうとワースの真後ろに立つと「うぎゃぁぁぁぁぁ！！！！！！」と、とてつもない悲鳴が廊下に響いた
アイリス）そ、そこまで驚くとは…ほんと、ごめん…うん、ごめん
ワース）ば、バカか！おま…脅かしやがって…
アイリス）ごめんって、ほら立って！私の部屋に行くぞ！
ワース）え、ちょっ…まっ…うぎゃぁぁぁぁぁ！！！！！！
こうして、半強制的にワースを部屋へ連れていきワースを部屋の中に放り込むと「Happybirthday!!!」と、全員が言いクラッカーを鳴らすとワースは顔をぽかんとさせ驚いていた
アイリス）どう？驚いた？笑
ワース）あ、いや…わかってたけど…ここまで盛大だとは……思わんかった……
アイリス）どこぞのメイド達がやらかしたの、だから盛大になったんだよ
ワース）め、メイド…？いや、それよりも…
アイリス）ワース！あんたが自分の父親にボロクソに言われてすっごい凹んでるけどあんたは強いし存在価値は大いにあるわよ！私が保証したげる！
ワース）んだよ…それ言うために開いたのかよ笑
アイリス）あら、単純に祝う為に開いたのよ？
ワース）そうだな…笑なぁ、アイリス
アイリス）ん？なーに？
ワインを注ごうとしているところにワースが後ろから抱き締めてきて耳元で囁いてきた
ワース）色々…ありがとな、すげぇ助かったわ
と……
単純に喜んでいる声と安堵している声…その声を聞いて私は思った…
アイリス）（良かった…ほんと）今更すぎ笑ほら、食べておいで！私は酒飲んでタバコ吸ってっから！
ワース）んぁ！この呑んだくれ！
アイリス）しーらなーい♥
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