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透楽※お知らせ必読願います
4,341
Rinka
667
朝から気怠さとイガイガというか、
喉に針を突き刺されているような痛み
…これは休まないとだなぁ、
でも今日は撮影に加え木曜日なため
レコメンもある
一つの小さい番組でも裏ではたくさんの人が動いている
そんな中、呑気に休んでいいのか?
と思う気持ちが膨らむくせに
頭はぐるぐる回ってる感覚がして気持ちが悪いし
関節という関節が痛くてたまらない
いや無理だな、ぽつりと1人寝室でつぶやく
あー、頭痛いな…
ぼやっとした意識の中天井を見上げる
いつもならなんとも思わない天井も
なぜか気味悪く見える
喉の痛みと頭痛に関節の痛みは完全にあのウィルスだろうな
病院も行かないとかな?
でも確か10日くらいで治るって聞いたし
行かなくてもいいかなー
というかいけない
立ち上がるのも無理だし
指先を動かすのも辛い
息を吸ったり吐いたりするたびに喉にくる痛み
少し頭を動かしただけなのにずきっと脳に響くような痛みがくる
誰かに連絡しようにも誰に…てかできねぇし
こんな時にスーパーヒーローの如くメンバーでも誰でもいいから
来てくれないかな
そしたら楽なのに看病してもらえるのに
そう思ったって寝室は静かなまま
玄関の方からも音がしない
「くるわけねぇか」
「それがくるんだよね〜」
声の方に顔を向けると
寝室のドアにもたれかかっているはやとがいた
ちょっと待ていつの間に来てんだ?
というか玄関…あー、合鍵か
ん?俺合鍵渡した覚えない…まいっ、か?
調子が良くない脳みそで考えても
なんでいるのかとかそんなにはっきりわからないし
言えばはやとかどうかもわかんない
視界がすんごい霞んでいるから
「昨日なんか調子悪そうだったからさー」
勘当たってたわ〜とか呑気に笑う
いやマジで医者かよ
昨日から喉に違和感はあったはあったが
仕事できる程度だったので気にせず仕事してたんだけど
気づいてたんだな
ほんとに怖いこの人逆に
まぁそれで来てくれたのは嬉しいけどさ
何か話そうにも
喉が痛すぎるしさっき独り言言った時も
かすかすの声だったから多分伝わらない
「とりあえず安静にしてて。キッチン借りるね」
そう言ってくるりと振り返る
大きな背中がどんどん遠くなるのを
霞んでぼやけた視界で見送る
別にいつもなら何も思わないのに
なんか、
寂しい
「…ぁ…」
気づけば出ていた声
ものすごく小さな声だけど
はやとは気づいたのか慌てて戻ってくる
地獄耳すぎるだろ
とか思っていたら
真横に来て俺のおでこを撫で始める
調子のいい俺ならこの手をどけれるけど
今の俺にはそんな力はなく
ただはやとのひんやりとした手で大人しく撫でられるしかない
でもそのひんやりとした手が気持ちよくて
つい目を瞑っておでこに集中してしまう
「…俺の手、ひんやりして気持ちい?」
その言葉に痛みに耐えながら
首を微かにだけど縦に振った
するとはやとは小さく笑い
「おやすみ仁人」
優しい声で俺の名前を呼ぶ
耳に絡みつくような耳が震えるような変な感じがする
はやとの優しい声が耳の奥深くまで響き
脳内でも響き始めた
…な、んか眠くなってきた
さっきまで眠気なんて皆無だったのに
や、ばマジで寝ちゃいそう……
snサン 視点
すぅーすぅーと規則正しい寝息が聞こえ始めた
…多分ってか寝たな、
喉とか色々痛いだろうに早く来れなくてごめんな
あの時仁人が「ぁ」って小さな声を漏らしたのは
寂しかったからだと思う
俺の勘だけど
だから撫でて機嫌よくしようと思ったら
俺の手に擦り寄ってくるし
それに
熱があるからか頬と耳がほんのり赤ずいてて
ちょっとまずかった。
流石に病人にね?やりませんよ
…ほんとに寝顔可愛いなぁ
俺が囁いたらすこしふるっと肩を震わせたの無自覚なんだろうなぁ
「好きだなぁ…」
仁人は俺のことそんな目で見てないだろうけど
俺はずっと前から仁人のことが好きだ
今ももちろん
好きというか愛してる
爆裂愛してる。ほんとに。
「無防備すぎるだろ」
こんな可愛い寝顔見れるなんてな
ぽてっとした唇に
綺麗な鼻筋
色白な肌
長いまつ毛
大きな涙袋
ほんっっっとにこれで本人が可愛くないとかいう意味がわからない
俺の顔のタイプだからかも知んないけど
どう見たって可愛い
なのになんで、可愛くないとかいうんだろう
不思議がって考えていると
「…はゃと…はやと、…」
仁人が寝言で俺の名前を呟いていた
俺の名前呼ぶってことは俺の名前が脳みそにこびりついてるってことなのかな。
だとしたら幸せすぎる
嬉しさを噛み締めているとふと目に入る真っ白なおでこ
ただ見てるつもりだったけど
魔が刺したのか、
気づけば
仁人のおでこにそっとキスを落としていた
「んっ…」
俺の唇に当たる仁人のおでこ
仁人から少しだけ漏れた声
柔らかくて熱くてもちもちしてる
俺の唇から伝う仁人の熱
いや俺が熱を与えてんのかな、なんて思ってしまう
「………」
静かに唇を離して仁人の顔を覗くと
さっきよりも赤くなっている頬
…これで少しは意識してくれると
いいけどなぁ。
次は唇にできたらいいけど
さて、おかゆ作りますか!
うまく作れるといいけど
ysdサン 視点
「仁人…仁人?」
はやとの声で目が覚める
少しまだ瞼が重たいがなんとか開けると
ぼやけているがはやとがお椀とスプーンを持って
こちらを心配そうに見つめている
「おかゆ作ったけど食べれる?」
寝たおかげかそれとも加湿器をつけたからかはわかんないけど
喉の痛みが少し引いていたので
「食べ…る。」
前よりかはだいぶマシになっていた
関節の痛みはまだ引かない、
スプーンを持つのはおそらく不可能
…となると
「自分で食べれる?」
聞かれたくないけど聞くしかない質問をしてくるはやと
動かすのも一苦労なくらいには痛い
たとえ動かせたとしてもフルフルと震えてスプーンなんて持てやしない
この現実からご飯を食べる方法は一つ
そう、はやとにあーんしてもらうんだ。
いや自分も嫌だけどさ
相手も嫌だろうけど仕方ないんだよ!!!
それになんかイケメンにあーんとか
耐えきれない色々と
だけどご飯は食べないといけない
「…ぅぅん」
小さなかっすかすの声で答えると
なぜかはやとは満面の笑みでおかゆをスプーンですくっては
ふーふーっと俺が猫舌なのを知っているので
冷やしてくれている
ありがたい。
…というかこうしてみるとはやとって唇の形とか綺麗だよなぁ
って、何考えてんだ俺
なんか知らんけどおでこが熱くなる
なんで?こわこわ
とか困惑しているとはやとがスプーンをこちらへ近づけてくる
一瞬躊躇ったが仕方あるまい
「……」
すっと近づけてスプーンのお粥をもぐっと口に含む
するとはやとがニコッと笑って小さく
「可愛い…」
とこちらをまるで好きな人を見るような目で見つめてきては
小さく呟いた
俺の熱がうつったんじゃないか?と疑うほどに日頃の発言との違いに驚く
いつとはやとは俺に対して可愛いって言ってくるは言ってくるが
なんだろうな。
どうにもこうにもトーンが違うっていうか
さっきのは
どうしても冗談には聞こえなかった。
なら本当に本心で言ってきたのか?
…なんか顔熱くなる。
なんでだろ、
コメント
1件
うわあああああ第1話から最高すぎません!?😭💕💕 「くるわけねぇか」って諦めた直後に現れるはやと…合鍵ズルすぎるだろ!!でも看病してくれるの最高じゃん…ひんやりした手でおでこ撫でられて「おやすみ仁人」って囁かれるの、私が代わりになってやりたいくらいです(?) しかも寝顔に「好きだなぁ」「爆裂愛してる」とか言っちゃうはやと…そしてまさかの寝込みにおでこにキス!?最後のあーんシーンで「可愛い」って本気のトーンなのもエモすぎて胸がギュッてなった…これは続きが気になりすぎる…!!🌸