早く起きろ、!
待てよ、何だお前、!
「…って、今日も駄目か、」
俺の名前は星街メテオ、
最近、俺の女版?みたいな見た目のヤツが夢に出てきて、
起きろと、意味のわからないことを言ってくる。
お陰でまともに寝た気になれない。
「はぁ…」
ガチャ
「どうしたの?メテオ、」
「みこか、、実はな、最近夢に、
女になった俺が出てきて、
起きろって叫ぶんだよ、
毎回聞き返そうとすると夢から覚めちまう。」
「、!?、それは、大変だにぇ、病院に行く?」
「そうするよ、でも寝不足なんだ。もう一度寝ることにするよ」
「…わがった。」
みこ、彼女は俺の妻であり、唯一の理解者だ。
最近目元にクマができた俺を気遣い、心配してくれる、
毎日の様に唸されるから、仕事にも行けていない。
みこは仕事を俺に任せて家事に集中してくれるから、家が綺麗で心地がいい。
さぁ、もう一度寝よう、そしてあいつに今度こそ問いただしてやる。
「起きろ!、」
待てよ、お前、誰だ。
…は?何で、、?安定してる。
安定してる?どういう事だ。
、、いや、また歪んでしまう前に話さないといけないね、混乱なんて後にする、。
…まず、あんたの居る世界、それは偽物だ。
…、はぁ?
次に、私、私は本物の貴女。
っはぁ?!ますます意味が分からん、
、っ!…ごめん、話せるのはここまでみたい。
おい、!ちょっと待てよ、何だよ、
歪みって?、
俺が居る世界が偽物って、
お前が本物って、!
信じられる訳がねぇだろ?
俺には愛した妻も、楽しい記憶も、きちんとあるんだ、!
でも信じてよ!、ここまで話せただけで奇跡なの、!
ここまで無理に長引かせたせいで、
きっともう、
夢にも出られなくなっちゃうから、
お願い、私を信用して、貴女自身で、この物語を、
終わr’,せてt.‘;“‐_\
おい?、お”い、!
「っはぁ!、……何だったんだよ、今の、?そうだ、俺には、、アイツとの思い出が、あるんだ、、!、」
…あれ、?
「俺なんで、今まで生きた記憶が、一つもねぇんだ?」
おかしいだろ、?
何で、言われるまで気づかなかった?
…いや、
“気付けないようにされていた?”
何でアイツと結婚した?そもそも何で愛してると思い込んでた?
もし俺が、あれの言う通り、
偽物だったら、何で意思がある?
おかしいんだ、何もかもの辻褄が合わない。
…そうだ、俺たちどちらも働いていないのになぜ暮らせている、?
昨日食った晩飯は?、昨日俺は何をしてた?何もかも思い出せない。
記憶が、”存在して無い”。
そして、もし俺が記憶を操作されているのなら、、それを出来るやつは?
…あぁ、嫌だ。考えたくもない。
だが、この思考に対する、
異様に高い嫌悪感が、俺のこの考えと考察が、正しいことを証明した。
「みこ、お前なのか?」
「うん、そうだよ、」
「?!、」
「アハハっ、メテオ、いや?
すいちゃん、気付かれるの、35回目だよ、、お願い、邪魔しないで、みこは、メテオと暮らしたいの、」
「何言ってるんだ、みこ、気付く?すいちゃん?誰だよ、それ」
「メテオ、ごめんね?また忘れて貰わないと、みこを、好きにさせないといけないの、だからにぇ、
もう一度、死んで?
「っ、!」
ダッ
ヤバい。
本能だけでつかみ取ったこの考えを、俺はもう疑わない。
逃げないと、!
…早く、早く、!
俺はその一心で、近道の交差点を、
“生まれて初めて”通った。
「あ”あ”ぁ”ぁぁぁ?!」
交差点に足を踏み入れたその瞬間。
沢山の記憶が脳に降り注いだ。
あぁ、そうだった。
俺の名は、星街メテオ、
だが、この体は、”私”自身のものだ。
全て思い出した。
あの日、この交差点で私は、星街すいせいは事故に遭った。
信号無視のトラックに跳ねられたんだ。
私は、事故の衝撃で脳に損傷を受け、二重人格と呼ばれる、、私の二人目の人格、” 星街メテオ”ができた。
そして、ビジネスパートナーであり、私の、、好きだった人が、星街メテオに恋をした。
そして、、
私の所属していたホロライブにいた、
ピンクコヨーテが、脳波に干渉する機械を作った。
…そうだ、全て仕組まれていたんだ。ここは、彼女の脳内と私の星街メテオが合わさって出来た世界で、
“夢の中”だ。
あぁ、こんな、こんな形で初恋が叶うなんて、でも、それでも彼女が好きになってくれたのは、星街メテオなのだ。
それなら、
今私にできることをしよう。
彼女を夢から、覚ますんだ。
その為に、私は、いや、
私達は、 俺達は、
「この馬鹿げた世界に、
生命を捧げる。」
☄️
🌸
stellar_stellar.
屋上フェンスに立って、貴女が好きだと言ってくれた唄を口ずさむ。
そんな私を見て貴女は、
ナニを思ってくれるのかな、?
星が綺麗に輝く夜、、、
貴女の夢を今、終わらせる。
「「おやすみ、みこ、大好きだよ、」」
コメント
1件
意味わからなくてすいません!