テラーノベル
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時は…1800年頃
もう、梅の花が、咲かない。
枯れきった木を、見つめる女を、見つけた。
「おい、そこの嬢ちゃん、その梅の木を、見てどうしたんだい?」
俺は、そう女に聞いた。
その、俺の言葉に、女は、返した。
「分かりません…理由も無く…木を見つめちゃダメですか?」
女は、俺の、質問に答え、もっともな、返しをしてきた。
「いや…気になっただけだ」
俺が返し。
去ろうとすると。
俺は、踏みとどまった。
「お前…何故そげな、奇怪な格好しちょるんだ?」
俺が、好奇心からそう聞くと。
女は、また返してきた。
「私は…未来から、来ました」
そう、当たり前でしょ?みたいに、返してきた。
「何言っとる、そげな不思議な事言って、からかっとるんか?」
その、当たり前でしょ?みたいな返しに、少し、ムカッと来て、きつく返してしまった。
だけど、女は、泣くでもなく、怯えるでもなく、真剣な顔になった。
「すみません…流石に、冗談だと、思いますよね…すみません…」
ちゃんと、謝った。
これは、本当かも、しれない…揶揄った奴のする行動には、見えない。
「こちらこそ、すまねぇ…揶揄ったなんて、不確かなこと言っちまって」
お互い謝った。
そして、お互い自己紹介を、した。
俺は、夜が沈むまで、小雪と、喋った。
色々と、知ることが出来た。
「まぁ…なんか色々あったようだな…俺ん家泊まっか?…友人なんだから、勿論タダだ」
その、俺の言葉に、小雪は、喜んだ。
「ありがとうございます!」
言い忘れたが、その少女の、名前は。
冬初小雪
俺は、小雪に、言った。
「んだ…あと、敬い語は、やめれ…俺は、友人なんだからな…」
俺がそういうと。
「ありがと!!多卯門…えっと、言いにくいから、多卯でいい?」
その、小雪の、言葉に少し照れながら。
「まぁ…別にいいんじゃねぇかな?」
と、いい。
家に向かった。
俺は、ずっと、独りだ。
昔は、家が無く、親も、居なくて…
寂しかった。
小雪という人が初めての、友達になってくれた。
「んじゃ…はよいくぞ…」
早歩きすると。
着いて来た。
「はい!」
小雪は、返事を、して。
多卯に、着いていった。
これが、始まりだ。
俺…多卯と、小雪の。
出会いと別れはの、話は…。
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