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私、本田菊はいわゆる生理男子というものです
何故か女の人のように生理がおこり、
国の化身であり歳もとっているのに治らない
不思議な状態なのです。
『うッ、…またですか、』
普通の人間のように毎月おこり、
私は特に腹痛と頭痛の症状が酷いのです。
このことを知っているのは2人だけです。
『お風呂に入りますか、ッ』ドロォ
最悪です、本当に
『ナプキン、まだ残ってましたよね』
あぁ、よかった。まだありました。
か、会議、今日ありましたっけ?
『ある…』
幸い時間は大丈夫なんですけどね
あるある、なのでしょうか生理のある日は
いつもより早起きになるんです。
『準備してから行きましょう』
あの2人に連絡もして、…。
なぜ2人共に連絡するかって?片方にすると
通知を見てくれてなくて連絡が回ってないときがあったからです。
『ハァ、…』
着きましたけど…まずは御手洗に行きましょう
そろそろ変えないとですよね、
気持ちわるくなってきてますし、
「菊、大丈夫あるか?」
『耀さん、』
1人目はこちら王耀。
育てて貰っていたこともありこのことを知っています。
「ほら暖かい飲み物とカイロある、
お腹あっためておくよろし」
『ありがとうございます、すみません』
何かと気を使ってくれるんです。
さすが長生き、知識も豊富なのです
「席について安静にしておくあるよ? 」
『えぇ、分かっています。』
「ドアに近い方がトイレに行きやすいあるから」
『…』
お腹痛い…、死にそう、
カイロとかのお陰でまだマシなんですけど、
あと耀さん隣に座っているので肩をかして
貰っていますし。
「大丈夫あるか?あとこれ渡すの忘れてたある」
!これ、薬、まさか作ってくれたのでしょうか
『ありがとうございます、』
すぐに効き目がでる訳では無いでしょうが
とにかく薬を飲んじゃいましょう、
水、水…持ってきたはずです。あ、ありました
『ゴクッ』
少しばかり気が楽になってきました
やっと午前中の会議が終わり、休憩へと
入ろうとしていました
「ねぇねぇ菊、さっき飲んでたのってなに? 」
『あわ、わ、…』
「薬あるよ。我も菊ももう歳ある… 」
「へー、そっか」
『…ちょっと御手洗行ってきますッ』ッ、
血が出てきてる感覚本当に慣れません…
ていうかさっきの耀さんガチでナイスです
なんかいつもにーにと言ってなくてすみません
『ただいま戻りました』
「おかえりある〜!こいつどうにかするある」
此奴とは?あ、
『ギルベルトさん、来てたんですね』
「よぉ!まぁ遅刻してるんだけどな
ところで大丈夫か?」
『えぇ、薬も飲みましたしね』
彼が知っている人2人目です。
私の師匠に当たる方で、泊まりで行かせてもらっていたため、事情をお話したのです。
「そうか、まぁ安静にしてろよな!
あ、そうだジジイってこの席か?」
『?はい』
「ならこの隣座るから。開けといてくれよな」
『フフッ、ありがとうございます』
私は周りに恵まれていますね、本当なら
気持ち悪いと軽蔑してくるでしょうに…
「菊、もうすぐで始まるあるから、
前を向くよろし!あ、前髪伸びてきてるあるな」
耀さんは髪ゴムを取りだし私の前髪を
くくっている、少し、照れくさいですね
『ありがとうございます』
「どういたしましてある」
サッ「これひざ掛けにつかっとけ!」
ギルベルトさんが先程まで来ていた上着、
「本当に、お優しいですね」ボソッ
「兄さん!耀!声が大きい黙ってくれないか!」
調子に乗りやすいことが欠点ですがね