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『二章 哀する友達へ』
【体育館】
荒「みかりが夜物音を聞いたって言うんだ」
雷「え?本当ですか?」
円「えぇ、夜中の2時あたりに物音がして起きましたの。」
蛇「私もそのぐらいに物音が聞こえた音がしましたよ」
荒「吾郎まで!?」
円「そこで見ましたの。舞園さんのお姿を」
雷「舞園さんの…?」
円「何か急いでいたようですが…もしかしたら」
荒「…まりもの件もあったからな。視野に入れとくか」
コトダマ→円城みかりの証言
舞「すいません!雷電さん!」
雷「あっ、舞園さん」
舞「ちょっと、倉庫まで来てくれませんか?」
雷「わ、わかった」
【倉庫】
舞「さっき、あのパソコンを見て気づいたことがあるんです」
舞「パソコンの後ろ側が開いていて、動線が少し焦げていたんです」
雷「動線が?」
舞「はい、だから犯人は多分防犯機能って言うのを取り除くために動線を切ってたんですよ」
舞「だからきっとここの倉庫に動線を切るために使った機材があるはずです」
雷「すごいくわしいんだな」
舞「はい、私はVtuberなのでパソコンとかの機械系には強くて」
雷「そうなんだ…、あっ!これじゃないか?」
倉庫内を漁っていると、先端が焦げたドライバーのような物があった
舞「多分それですね」
雷「…あれ、この木の棒」
ドライバーの近くに少し焦げた木の棒があった
これも凶器に使われた可能性があるな
コトダマ→先端が焦げたドライバー、木の棒、動線が切れたパソコン
雷「ねぇ、パソコンが焦げてたってことは犯人に手も焦げてる可能性ってない?」
舞「確かに…、全員の手を調べてみましょう!」
そして舞園さんと全員の手を調べた結果
誰の手も焦げてなかった、しかし…
舞「これは…」
舞園さんの手には大量の絆創膏と包帯が巻かれていた
雷「包帯…取ってくれないかな?」
舞「それは…できません」
雷「なんで…」
その時だった
モノクマ『はーい、時間でーす!裁判場へ来てくださーい」
舞「…すいません。先に行ってますね」
雷「…」
舞園さんは足早に裁判場へ行き
俺も後を追い、裁判場へ入って行った