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轟)爆豪は間違ってねぇよ。犯した過ちを償おうとする姿勢、俺はいいと思うぞ。
爆豪)俺の顔…見んじゃねぇ…。
轟)今はそう言うの気にするなよ。考えとくのは緑谷が必ず帰ってくるってことだ。
爆豪)あぁ…そうだな。
涙を拭い、立ち上がる。
轟)どうした？
爆豪)外の空気吸うてくる。
バタンっ
…………………………………………
出久)ブツブツ….
何かを呟き続ける出久を見守る相澤。
相澤)余計何かあったのか…?
今日は切島と上鳴がついてきていた。
切島)緑谷…、今辛いだろうに…。
出久)…みんなに会いたい。
三人)！！！
出久)看護師さん、カフェオレください。
看護師)はいはい、いつものね。はい、どうぞ。
出久)ありがと。
カップを口元に近づけると、涙がポロポロ。
出久)笑顔でいなきゃな…。
切島)やっぱり…無理してるぞ…緑谷..。
出久)…ッ。頭ｯいたっ。
看護師)まだ痛い？薬飲む？
出久)いらない…。
看護師)なんかあったら呼んでね。
バタンっ
切島)看護師さんッ！緑谷の容態は…。
看護師)最近頭痛が多いみたい…。
…………………………………………
僕の頭痛の原因。それは、
「自分の過ちがフラッシュバックしてくる」
僕がみんなを傷つけた。
いろんな人を殺した。
心の中の自分が責めてくる。
「こんなことしてなかったら」
「かっちゃんもこんな目に会ってなかった」
「なんで意味もなく殺した」
僕もしたくなかった。
こんな嘘だらけの世界、どうにかならないかと。僕は思ってた。
でも、心の中の僕に唆された。
自分の意思なのだろうけど、
僕がしたことは許されない。
それが頭痛として具現化されたようなもの。
出久)看護師さん…。
看護師)どうしたの？
出久)僕、いつ外でれるの？
看護師)もうすぐよ。待っててね。
出久)そっか…。散歩行ってくる。
………………………………………………
散歩時に雄英に訪れる。
人気がないような、森の奥、一人佇む。
何も感じないような。
何も聞こえないような。
何も幸せを感じないような。
出久)….鍵かけて。
爆豪)….。
轟)どうしたばくっ…
轟の口を押さえ、草むらに隠れる。
爆豪)デクだ。
出久は原っぱで気持ちよさそうに眠っている。
爆豪)寝てんな…。
轟)起こすか？
爆豪)馬鹿かお前。あの状態で俺たちと会ったらどうなるかわかんねぇだろ。
爆豪)…。
会える日はそう遠くねぇよ。
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コメント
6件
やっぱ感動した、 続き待ってます！( *´꒳`* )
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