テラーノベル
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なんか、よくある人魚のお話です。
どこに需要があるんだろうか……
不思議です。
では
「はぁ………」
私。水無月 水面(みなづき みなも)。誰にも言えない悩みがあります。
「プールかぁ……」
そう。実は私人魚なんです。人魚つっても父親が人間。母親が人魚。のハーフ。
『水にずっと浸かってたら人魚の姿になっちゃうんだよなぁ……』
私は今陸の上の海が近い街でお父さんと2人暮らししています。
「水面」
「!歌恋」
今話しかけてきた子は私の幼稚園からの親友。児山 歌恋(こやま かれん)。幼稚園から高校までずっと一緒の大事な幼馴染です。
「で。どうするの水面。」
「へ?何が?」私はこう聞かれた瞬間ドキッとしました。まるで私が人魚になってしまうことを知っているような……
「だから、選択。持久走か水泳。どっちか」
「えっ!?」
「……プリントの一番後ろ。書いてあるでしょ。持久走か水泳か選択できます。って」
「ほんとだぁ〜。ちゃんと読んでなかった!教えてくれてありがと、れんちゃん!」
「れんちゃん呼ぶな。それに水面水苦手だからどうすんのかな〜って。」
そう。私は昔、溺れてしまって水が苦手という設定にしているのです。
「あ〜。私は持久走かなぁ……泳げないし…」
「ふぅ〜ん。」
「ただいま」
「おぉおかえり、水面」
「お父さん。帰ってたんだ」
「あぁ。今日は母さんに会いに行こうと思ってな」
「!お母さんに会いに行くの!?私も連れてって!」
「そのつもりだよ」
ハハッとお父さんはいつも以上の笑顔でそう言った。
車で5分。歩きで十分ほどの所にお母さんはいる。
「着いたぞ水面。」
そうお父さんが言い切る前に私は車から飛び出していた。
しばらく浜辺を走って人がいないことを確認して
「おかあさーん!来たよー!」
そう。何もない海に声をかけると、
「あっ!お母さん!」
「2週間ぶりね。水面。」
出てきたのはまるでおとぎ話にでてきそうな美しい人魚だった。
「お母さんあのね。私ね学校で…」
お母さんは笑顔でうん、うん、とうなずきながら全部聞いてくれた。
「それで……」
「あっ、あなた。」
「久しぶり。愛瑚」
愛瑚(あいこ)。この人が私の母親です。
「久しぶり。あなた。……会うのは半年ぶりね。」
「すまない。中々仕事の休みが取れなくて………」
「別にいいわよ。誰も来なかったわけじゃないし、水面がちゃんと来てくれた。」
お母さんはくすっと笑いながらお父さんと話していました。
「……私、ちょっと海見てくるね!」
「えっ、水面?どうしたんだ?」
「……いいけど決して海に入っちゃだめだよ。あなたを狙ったオババ様や海の生き物たちがさらっていっちゃうから。」
「は〜い。」
私はお父さんとお母さんを二人きりにするために気を使いました。
浜辺を歩くと私は無性に海に入りたくなります。人魚の本能でしょうか。でも約束したのでお母さんと。
「きれい……ボソッ」
私は海に夕日が沈んでいくのを一人で見ていました
きゆう
61
#人魚
霜月リラ@瑠璃ノ月第4夜
250
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「まるで海が夕日を食べてるみたい………」
私も食べられてしまいたい。そう思っていた所に…
「水無月?」
「………荻田くん?」
彼の名前は荻田 連(おぎた れん)。私のクラスの学級委員長でしっかり者の男の子です。
「水無月、こんなところで一人で何してんだ?もうそろそろで夜だぞ。」
「あっ、いや、私お父さんと来てるんだぁ」
「そうなのか…?まぁ早く帰りなよ。夜の海は危ないから。」
「?うん。」
そう彼に返事をしたら彼は満足そうに家に帰っていきました。
ここまでです!
すみません……
コメント
1件
**美月ゆめか🌸の感想** わあ〜!待って待って、水面ちゃん人魚のハーフなの!?🫧💕それで水が苦手設定にしてるとか切なすぎる…!幼馴染の歌恋ちゃんとの距離感も「れんちゃん呼ぶな」ってツンデレっぽくて可愛いし、最後に出てきた荻田くんも気になる〜!「夜の海は危ない」って言うとこ、まさかの伏線!?お母さんの「オババ様や海の生き物にさらわれる」って台詞もめっちゃ気になる…続き読みたいですゴンザレスさん!!😭✨