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( · ᯅ · )大好きフォロー失礼m(_ _)m
え、すき
皆さんお久しぶりです。2ヶ月ぶりのりりぃでございます。
ということで(どういうことで?)今回は死ネタを書きました
⚠️特に彰人くん推しの方はご注意ください⚠️
それではどうぞ!
彰人side
モブ1『最近ビビバスすげぇよな』
モブ2『まぁ彰人を除いてだけど笑』
聞こえてるっつーの
今までこの4人で練習を重ねてきたが、3人には「才能」がある
だから俺の才能の無さは今まで以上に目立つようになった。
その所為だろうか、前よりも陰口が多くなったのは___
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今日のイベントは一言で言うと最高だった。
みんな声も合っていたし、何よりこはねのあの、ハコを震撼させるような歌声には圧倒された。
杏『今回のイベントも大成功だったね。特にこはねのあの声! 流石私の相棒だよ』
こはね『そ、そうかな…?えへへ、嬉しいな』
冬弥『そうだな、今日の小豆沢の声には驚いた。な、彰人』
彰人『おう…』
冬弥『彰人、大丈夫か?元気がないように見えるが…』
彰人『それなら心配ねぇ。それより俺楽屋にスマホ置いてきち まったかもしれねぇから先、謙さんの所行っておけ』
冬弥『わかった』
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スマホを置いてきたというのは真っ赤な嘘だ。俺は今暗い倉庫にいる。理由は…
モブ1『さっきぶりだね、彰人くん』
彰人『俺になんの用だよ』
モブ1『なんの用って、ねぇ?』
そいつは不敵な笑みを浮かべた。
なにか嫌な予感しかしねぇ
俺は兎に角さっさとこの話を終わらせたかった。
彰人『俺はお前みてぇに暇じゃねぇからさっさと言…ッ』
するとそいつは俺の言葉を遮り腹を殴ってきた。
彰人『いッ…てぇ…』
俺は何が起きたのか分からずただ蹲っていた
モブ1『意外と彰人くんって雑魚なんだね笑』
そういうとまたそいつは殴り、増してや蹴りまで入れてきた。
「痛い」と叫びたいし、「助けて」と助けも呼びたい
だが、殴られ息ができず声すらも出なかった。
その後俺は10分くらいだろうか。罵声を浴びせられながら殴られ続けいつの間にか朝になっていた。
彰人『…?』
目を開けると8時45分と書かれたスマホからLINEの通知音が流れていた。目を通すと、冬弥、杏、こはね、謙さん、絵名、司先輩や、神代先輩からもLINEが来ていた。その内容は全て俺を心配する声だった。そして起き上がろうとすると、体の節々が痛く、「いってぇ…」と声を出した…と思った。
声が聞こえない___
もう1回発声してみる
やはり聞こえない。
いや、聞こえないんじゃない。”声が出ない”んだ___
彰人『…ッ…ぁ…ッ』
出たとしても汚い俺の掠れた声。
そうしてる内に俺の頭では色々な感情が居り重ねられていた
(声が出ない、歌が歌えない俺は必要なのか…?)
(俺が生きていていいことなんかあるか?)
(だったら…)
そこからの行動は早かった。スマホを開きさっき連絡をくれた全員にメッセージを送った
「今までありがとう」と
すぐに既読が付き、LINEの通知音や、着信音が聞こえたが全て無視した。だってもう死ぬんだから___
どこで死のうかと考えながらビビットストリートを歩く。
思い出に浸りながら歩いていたその時だ
???『東雲くん…?』
後ろから未だに聞きなれない声が聞こえた。
振り返ると、茶髪にオレンジのメッシュが入った奴が立っていた。そう、遠野新だ。
新『こんな所で…ハァ何してるんだい?』
何やら遠野は息切れて疲れている様子だ。
俺は声が出ないため目で「関わんな」と視線を送る
そのまま立ち去ろうとした。だが時すでに遅し
俺の手首を遠野ががっしり掴んでいた。
新『東雲くん…この文章はなんだい?』
そういうと遠野は俺が冬弥に送ったメッセージのスクショを見せつけてきた。
まさか遠野までに知られているとは予想外だった。
新『なにか話してみてはどうかな?』
と挑発的に俺に話しかけてきた。
そう言われるのを節に俺の目からは涙が溢れてきた。
遠野は焦っている。そりゃそうだ。目の前でライバルが泣いてんだから。
その隙に俺は遠野から離れ、行き先も決まらないまま走った。
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無我夢中で走ったからか俺の喉からはヒューヒューと空気音が出てくる。
気づくと俺は、学校の屋上にいた。何故来たのかは分からない
そのまま何も考えずに柵を跨ぎ、1歩足を前に動かせば落ちるところまで来ていた。
さて、そろそろ逝こうかな、そう思った時だ、
後ろからガチャ、と言う音が聞こえ何かが落ちる音がした。
俺には誰かすぐにわかった。俺は振り返り、
彰人『冬弥』
と呟いた。
冬弥『彰人…?今までどこに居たんだ。心配したんだぞ…!』
と今までに聞いたことの無い荒らげた声で俺に問う。
俺はスマホを操作し、冬弥にメッセージを送る
冬弥『声が…出ない…?』
冬弥は泣きそうな声で言った
俺は微笑みそのまま体を後ろに倒した
冬弥『彰人ッ!!』
冬弥は俺の手を掴もうとするが惜しくも届かず俺は重力に身を任せ、下へと落ちていく。
グシャッ
嫌な音は俺の耳に届き、耳のいい冬弥にも届いただろう。
最期くらい歌いたかったな、と思っている自分に呆れながら目を閉じた。
その後の話だ。それから冬弥は救急車を呼び俺に関係のある人も駆けつけたそうだ。当然あの高さから落ちた俺は即死だ。
葬式は1週間経ったくらいに行われたと思う。その時俺は初めて幽体離脱的なものを体験した。上の方から見ると、俺の家族やViViDBADSQUATのメンバーや、先輩、俺の事を弟くん呼ばわりしている奴まで泣いていた。
その時初めて俺は、沢山の人から愛されていることを実感した
しかし俺はもう死んだ。後悔したって仕方ない。と言いたいところだが、死んだ俺でも一応セカイには行けるらしい。
だからあいつらが来るまでセカイで待っていようと思う。
最後に現実世界に別れを告げる。
『じゃあな』と
え、結構いい感じにまとまった。ちょっと雑になったとこは許して。あと後日、Happy Endver.も作ろうかなって思ってる
お楽しみに!
ではおつりり!