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???「ここに集まってもらったのは他でもない!!」???「うーん桃時ちゃん家のアイス美味〜」
???「私も食べたいです!」
ここは、「桃時」の家。「雨花」、「橙」は桃時の家にあったアイスに夢中になっている。桃時の話そっちのけで。
桃時「人の話を聴きなさい!」
雨花「ん?何ぞな〜」
橙「このアイスは私のものですよ?」
桃時「アイスのことはどうでも良い!!!!」
桃時はドンと机を叩く。
桃時「あんたたちコミケのお金はまだ持ってる?」
橙「はい。貯金したいので」
雨花「わたしは特に買いたい物無かったから、使ってないね」
桃時「そう。良かったわ。これでアタシの自腹切らずに済む……」
橙「何の話ですか?」
桃時「あんたたちには……」
「「浴衣を一緒に買ってもらうわ!!」」
雨花「浴衣?」
橙「それは別に良いんじゃないですか?私は普通にいつもの私服で行くつも……」
桃時「バカ野郎!!!!」
橙「!?」
雨花「アイス美味し」
桃時「夏祭りに行くのに浴衣は持ってこいなのよ!あんただって瑠璃人に可愛いって想われたいでしょ?」
橙「!、そ、それは……そうですけど……」
雨花「わたしはどっちでも良いよ〜桃時ちゃんたちに任せるよ!」
桃時「絶対夏祭りは参加しなきゃ……」
なぜ、こんなに桃時は夏祭りに燃えているのか。それは、前話で言ったように雨天のため、一昨年と昨年は夏祭りが中止になった。しかし、今年は快晴続きのため、夏祭りに行ける確率が高くなった。そして、何より、兎白と一緒に花火をみたいという気持ちが桃時を興奮させていた。
雨花「とにかくさ!浴衣買いに行くならショッピングモールだよね!行こうか!」
橙「この暑い中出なきゃ行けないんですね……」
桃時「兎白どんな反応するかしら」
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???「今日ここに集まってもらったのは他でもない!!」
???「どんな用なんだ?」
ここは、公園。「瑠璃人」が「兎白」に話し合いをしていた。
瑠璃人「もうすぐ夏休みっすよね?」
兎白「そうだな」
瑠璃人「オレたちは……」
「「浴衣を買わねばならない宿命にある!!」」
兎白「でも、俺はもう浴衣持ってるぞ?」
瑠璃人「それなら好都合!オレの浴衣選びに時間を割けるということ!兎白さんは結構かっこいい服持ってますよね?」
兎白「いや母さんが買ってきてくれる服を着てるだけなんだが。オシャレはよく分からないし」
瑠璃人「でも、いつもかっこいい服着てるんすから、似合う似合わないくらいは分かるでしょ?」
兎白「まぁそれぐらいなら、多分……自信はないけど……」
瑠璃人「よしじゃあ早速ショッピングモールに行って、浴衣を買いに行きますよ!」
兎白「分かった」
瑠璃人「絶対オレが浴衣着ていくってなったら驚くだろうなぁ」
まさかの同時間にショッピングモールに行くことになった雨花一行と瑠璃人一行。
果たしてこの二グルーブは、かち会わずに浴衣を買いに行けるのか……?
【続く】