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※嘔吐表現があります。政治的意図なし。史実とは一切関係ありません。語彙力がなさすぎるためところどころおかしいです。誤字があるかもしれません。日本×アメリカです。他にも諸々お気をつけください。
「ん〜暇!!」
無駄にでかい自分の家の中ででかい声で独り言を呟やくアメリカ。本日は休日。やることの無いアメリカは暇を持て余していた。
(…あ゙〜、、、)
アメリカは、どうにか自分のこの空いた時間を埋めてくれる人物を探す。だが、生憎家族のカナダやイギリスは出払っている。そこでアメリカの脳内には、ふと愛らしい人の名前が浮かんだ。
(そうだ、JAPANに会いに行こう!)
思い立ったが吉日。アメリカは財布や連絡用具など、最低限の身支度をし今日は休みのはずの日本の家へ向かった。
ドンッガチャ
「Japaaan!遊びに来たぞ〜!」
日本の家の扉をノックもせず、乱暴に開けて、侵入してきたアメリカ。こんな、訪れ方は何度もあるんだが、今日は雰囲気が違った。いつもは小走りで玄関まで向かって、『来るのは良いですけど、せめて連絡ぐらいして下さいよ!』って、頬を膨らませつつ、すこし笑って出迎えてくれる。けれど今日は玄関に誰もいないし、日本だってでてくる気配がない。
(…いないのか?)
アメリカは、あまり広くない玄関を見渡す。
(いくら防犯意識が薄いとは言え鍵を開けたままにするか?)
アメリカは私の家は土足厳禁!と言われたことを思い出し、靴を脱ぎ恐る恐る、いつも日本と話す和室へ向かった。
(っ!、JAPAN?!)
和室の真ん中に低く大きな机にパソコンを開いて付近に横たわっている日本がいた。
「JAPAN!どうしたんだ?!」
アメリカはそっと日本に近づき顔をのぞいた。今にも苦しそうな顔をしている。
「あ、あめ、アメリカ、さん。ごめんなさ、い。は、吐きそうなんで、す、だから、あの」
日本はか細い声でアメリカから離れようとする。
けど、アメリカはそれを許さない。なお必死に離れようとする日本の目は涙ぐんでいた。
「大丈夫、大丈夫だJAPAN。ほら、」
行く前にコンビニに寄って買ってきたビールをビニール袋からだし、残った袋を日本の口に近付けた。
「うっ、うぇぇぇぇぇぇ。」
日本の水に近い吐瀉物と流した涙が混ざって袋を満たしていく。ろくに食事をしていなかったのだろう。
「うぅ、はぁはぁ、す、すみません。」
出し切ったのだろう。青ざめた顔が少し晴れたような気が するき。袋にはかなりの量の吐瀉物が溜まっていた。アメリカは擦っていた手をそっと離し、
「水持ってくるから、ちょっと待ってろよ」
と言って、キッチンへ向かった。キッチンには沢山の食器が溜まっていた。だが、フライパンなどの調理器具に汚れはない。ここ数日間、自炊をしていないのかもしれない。沢山の食器の中で、一番キレイそうなコップを取り洗剤と水で丁寧に洗い水気を拭き取った。そのコップに水を入れるため水道の蛇口を回した。水が流れ出てくる。水音だけが辺りに響く。
アメリカは、頭の中に泣いていた日本の顔を思い浮かべた。
(それにしても、Japanかわいかったな。って何思ってるんだ俺。)
アメリカは自分の頭に浮かんだ、不埒な感情を頭を振って振り払おうとする。
(Japanは苦しんでんだぞ?。可愛いってなんだよ。)
脳内で自分で自分を怒るアメリカ。
そんなアメリカは注いでる水がコップから溢れ出していることに気付かなかった。