黄side
いつも通り “五人” で登校する。黄色から緑色がかっている最近いつも一緒にいた彼はここにはいない。俺らはなにも言えないまま登校していた。
だが、ある髪色を見てから違った。それに気付いたのは俺だけだった。だけど、皆に相談する前に声をかけたかった。
黄)っ…、ぷりちゃんっ!
そう声をかけたときぷりちゃんは足早に学校へ行こうとした。俺はぷりちゃんを追いかけた。
黄)待ってっ!
俺のあとにみんながついてくる。ほら、たった数日しか会ってないけど、みんなぷりちゃんのことを大切だと思ってるよ。
ずっと追いつけなかったその背中をやっと触れられた気がした。
黄)ぷりちゃんっ…!
緑)…なんで、
みんなが息を切らしながらやってくる。
紫)はぇーよっ…、2人ともっ…
緑)…、
黄)ぷりちゃん、怪我ないっ、?ごめんねっ、俺…ずっとなんにもできなくてっ…
緑)…なんでみんな追いかけてくるん、あんな酷いこと言ったんに。俺のこと嫌いになってええんやで?
青)っ嫌いになるわけないじゃんっ!出会ってまだそう経ってないけど、ぷりちゃんが優しい人ってちゃんと分かるもんっ!
桃)そうだよっ!僕を助けてくれたときもそうだし!いろいろなことしてくれたじゃん!
緑)でも、家族でもない他人やろ?なんでそんなことできるん、
ぷりちゃんは自信がなさそうに語る。
赤)家族じゃないと側にはいられないのか?一人で生きていくには相当な覚悟がいるだろ?そんな思いはいつかでいい。ずっとじゃない。
緑)…、言ったやろ。もう俺はどうしてええか分からん、って。俺の復讐は終わったし、これからなんのために生きるのか分からんもん。
黄)それはぷりちゃんが楽しい思い出をこれから作るために生きるんだよ。ぷりちゃんが “それ” のために何年もかけてきたでしょ。今度はそれを楽しい思い出に変えていくんだよ。
緑)なんであっきいは分かるん、
黄)俺もなんのために生きてるか分かんないよ?探してる。だけど…なんて言ったらいいか分からないけど、ぷりちゃんは楽しむことが第一で生きればいいかなって。
緑)…っふ、なんなんそれ笑
黄)えー!今俺けっこういいこと言ってたよね!?笑うとこ!?
紫)なんか、全部いいとこあっきいにもってかれた気がする。
赤)それな、
コメント
2件
時差コメ失礼します!思いもしない展開でびっくりしました‼️続き楽しみにしています