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#CR
わほー
112
田中なす@末
1,883
246
朝。
「いってきます。」
「いってらっしゃい。」
玄関を出る。
今日は仕事が終わったら、コンちゃんたちのところへ行く予定だ。
らっだぁには、まだ秘密。
昼休み。
コンちゃんからメッセージが来た。
『今日仕事終わったら来れる?』
『行けるよ。』
『きょーさんも来るって。』
『了解。』
スマホをしまう。
なんだか、ちょっと楽しみだった。
仕事が終わって、コンちゃんと一緒に、きょーさんたちの家へ向かう。
「お邪魔しまーす。」
「おー、来たか。」
「レウサン、イラッシャイ。」
「みどりくん久しぶり。」
「ヒサシブリ。」
相変わらずだなぁ。
「で、今日は何するん?」
きょーさんが聞いてくる。
「らっだぁの誕生日プレゼント考えようかなって。」
「なるほど。」
みどりくんが首を傾げる。
「ラッダァノ?」
「そうそう。」
「何が欲しいと思う?」
「……」
みどりくんが少し考える。
「……ンー⋯」
腕を組んで、しばらく黙る。
「……昔ハ、甘イノ好キダッタ。」
「昔?」
思わず聞き返す。
「ウン。」
「いつの?」
「……」
みどりくんがまた考える。
「……ワカンナイ。」
「なんやそれ。」
きょーさんが笑う。
「まぁ、甘いもんでええんちゃう?」
「それならケーキは決まりだね。」
「あとプレゼント。」
「それが決まってないんだよね。」
「じゃあ一緒に見に行こっか。」
コンちゃんが立ち上がる。
「今から?」
「善は急げ。」
「その言葉の使い方合ってる?」
「たぶん。」
みんなで笑う。
そのあと、近くの店をいくつか回って。
結局、らっだぁが好きそうなものをいくつか買うことにした。
「これなら喜ぶかな。」
「たぶん。」
「たぶんなんや。」
「だって本人じゃないし。」
「そらそうか。」
帰り道。
「じゃあ、当日は俺がケーキ取りに行くね。」
「俺、飾り付けする。」
「じゃあ俺も。」
「オレモ。」
「みどりくんは何する?」
「……カザル。」
「それだけ?」
「ウン。」
「じゃあ一緒にやろう。」
「ワカッタ。」
みんなで予定を決める。
ただそれだけなのに、妙に楽しかった。
家に帰る。
「ただいま。」
「おかえり。」
らっだぁが笑う。
「遅かったね。」
「ちょっとコンちゃんと話してたから。」
「そっか。」
それ以上、何も聞かない。
「お風呂入る?」
「うん。」
いつも通りの夜。
明後日が楽しみだ。
そんなことを考えながら、俺も笑った。
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