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そろそろ限界だ。
無陀野「…」
四季「えぇ…無陀先の殺気エグくねー??」
皇后崎「喋りかけんな、カス」
四季「おまッだからそういう…!!」
キーンコーンカーンコーン
喧嘩するな、と言うかのようにチャイムが鳴り響く。
四季「チッ」
無陀野「授業はこれで終わりだ。」
ありがとうございましたー。
教室中に響き渡る声と同時に凄い風量が教室を満たした。
四季「は?無陀先…ッえ、いなくね」
皇后崎「…早すぎんだろ」
四季「え、無陀先の仕業なん?」
皇后崎を見ず、さっきまでそこに居た無陀先の場所を不思議に見ながら聞いた。
皇后崎「…何回言えば分かる、お前の頭は鶏か?」
はぁぁぁぁぁ!!
四季「お前はホント!減らず口しか叩けねぇのかよッ!!」
皇后崎「ふん」
________
キーンコーンカーンコーン
京夜「わ、チャイムじゃーん」
なっつかしぃー!と高校生の頃を思い浮かべながら染み染みとチャイムの余韻を聞いていた。
バンッッ
無陀野「京夜」
普段の扉からなる音ではない音が保健室に響き渡るが、 それを聞いた京夜とはと言うと。
京夜「へ…ぇ?」
そう掠れた声を漏らすとビビったのか、 身を守るように両腕を胸の前で固く握りしめていた。
京夜「ビ、ビビったじゃんかぁ、手痛くないの…?」
無陀野「問題ない」
京夜「そ、う?で、どーしたのさ 」
そんな急いで。と言おうとした瞬間に頬をつねられた。
京夜「ふぉ…ほぉっと」
むにゅむにゅ。何かを確認するかのようにじっくりと見る。
京夜「そんな見られたら照れるというか…ぁ」
「どぉしたのさぁ、ダノッチー。」
相変わらず無表情なダノッチでも、どこかに焦りが見えた。
ぽす。
京夜「だの、っち?」
無陀野「…ヤらせろ」
頭を肩に乗せてぐりぐりと擦る。
その言葉を聞いた瞬間、目の前が遠くなる。
京夜「ダノッチィ、ムードってもんは…」
無陀野「無い。」
京夜「ですよねー…」
分かってはいたけれどね??
______
京夜「ねぇダノッチ?」
返事は無い。でも黙って此方を見てくるもんだからちょっと照れくさい。
京夜「なんか、あった?」
それが返事なのかほんの少し目を伏せた。
京夜「…何があったの―」
上に乗って抱きついているダノッチの頭をゆっくり撫でながらそう聞いた。
無陀野「お前が働いてばかりで2人の時間が無いせいだろ」
こちらを軽く睨んでそう言う。
京夜「えー可愛いかよぉ」
無陀野「…可愛いのは京夜だろ。」
京夜「んふふ、分かってないなー」
自分が思ってるより遥かにダノッチって可愛いんだよ?
無陀野「それはこっちの台詞なんだがな。」
京夜「じゃあお互い可愛いんだー 」
無陀野「…なんか嫌だな」
京夜「言った俺が言うのもなんだけど確かに嫌だね」
無陀野「ふ、」
京夜「あ、ダノッチが笑ったー」
無陀野「そんなに珍しいか」
京夜「うん、俺が血出さない日の数ぐらい」
無陀野「なんだその例え…」
京夜「分かりやすいっしょ 」
無陀野「まぁ、」
雑談しながら保健室のベッドを2人で占領して夕方まで保健室は開かなかったとか。
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いっつも🔞書けないからって逃げてるw
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