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第3話:繋がれていく色
さとみが毎日一輪の桃色のバラを届けるようになってから、さらに数日が経った。
その日、病室のドアはいきなりけたたましい音を立てて開いた。
莉犬「ころちゃーーん!!
お見舞いに来たよっ!!」
るぅと「ちょっと莉犬、大きな声を出したら病院の人に怒られちゃいますよ……!」
入ってきたのは、莉犬とるぅと、そしてななもり。とジェルの4人だった。
驚いて目を丸くするころんに、莉犬が満面の笑みで真っ赤な花を差し出す。
莉犬「ほら! これ、真っ赤なガーベラ!
花言葉はね、『常に前進』! 記憶がなくても、またここから俺と一緒に突き進もう!」
ころん「わぁ、真っ赤で元気が出る花だね。ありがとう、莉犬くん」
るぅとは、ふんわりと優しい笑顔で黄色いチューリップを隣に並べた。
るぅと「僕は『希望』っていう花言葉の黄色いチューリップです。
ころちゃんが焦らず、ゆっくり前を向けるようにって、持ってきました」
ころん「るぅとくん……ありがとう」
ななもり。がそっと紫のラベンダーを、ジェルがオレンジのマリーゴールドを、それぞれさとみが用意したガラス瓶の周りに飾っていく。
ななもり。「このラベンダーはね、『あなたを待っています』って意味があるんだ。
だからころちゃん、何も焦らなくていいからね。俺たちはいつまでも待ってるから」
ジェル「俺のマリーゴールドは『真心』や。俺たちの絆はこれっぽっちのことで消えへんから、安心してな。
……あ、ついでに面白い話も持ってきたで?」
ジェルがすかさずギャグを披露すると、病室は一気にどっと笑いに包まれた。
ころん「あはは!
ジェルくんそれ面白すぎる!」
お腹を抱えて笑うころん。
その時、ころんの頭の中に、一瞬だけ強い光のような映像がフラッシュバックした。
みんなでカメラに向かって笑い合っている、賑やかで、ものすごく温かい景色――。
ころん「うっ……」
るぅと「ころちゃん!? 大丈夫ですか!?」
ころんは頭を押さえ、ギュッと目をつぶる。ほんの一瞬。
だけど、確かに何かを掴みかけたような感覚。
そこへ、遅れて入ってきたさとみが、メンバーたちの持ち寄ったカラフルな花と、ころんの様子を見て静かに目を細めた。
サイドテーブルの上は、赤、黄、紫、オレンジ、そしてさとみが毎日届けている桃色のバラで、すでに小さな花畑のようになっている。
さとみ(みんな、ありがとな……)
NGS_ヘビーなしっぽ
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#さとみくん
みく
12
らい@スパスタ0期生!
1,463
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さとみは心の中でメンバーに感謝しながら、ころんの元へ歩み寄った。
記憶の欠片が、みんなの想いによって少しずつ、だけど確実に動き出そうとしていた。
コメント
1件
花の色と花言葉に想いを乗せて届けるシーン、めっちゃ沁みたわ……それぞれのメンバーのキャラが出てて、莉犬のガーベラ「常に前進」とかるぅとの黄色いチューリップ「希望」とか、ちゃんとその人らしさが滲んでるのが良かった。ジェルのギャグで一気に笑いが起きて、その直後にころんにフラッシュバックが走る流れも自然で、記憶の欠片が少しずつ繋がろうとしてる予感が熱い。さとみが心の中でメンバーに感謝してるところもじんわり来た。次、どうなっちゃうんだろう…!