テラーノベル
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あの人はこう言った
「また何処かで会えたなら、うまく笑おう」
って。
あの時の顔が、僕の網膜に楊炎のように焼き付いて離れない。
………嗚呼。
………今、君は。貴方は。
笑っているのか、。
それとも。
泣いているのか。
………どちらにしろ、今行くから。
そちら側で待ってて。
あの揺らめく蝋燭の燈のような幻燈は。
そんなものに例えられるような感情は。
…全て、あの人に会ってから始まった。
まぐろの旨味
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あずき
2,015
コメント
3件
第一話からこんなに詩的で切ない空気感…冒頭の「うまく笑おう」という言葉がずっと心に残ってます。別れ際の約束なのか、それとも自分に言い聞かせているのか。炎のように焼き付いた記憶と、今もなお続く「此方側で見ていて」という願い。全てがあの人に会ってから始まった——というラスト、続きがすごく気になります。みどりいろさんの言葉選びの繊細さ、とても好きです🌷