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蟻喰×狐♂
ダダダダ!
あぁもう…もう少し静かに来られないのかあの人は…と心の中で思いながらも資料の計算を続け、彼が来るのを待つ
バァン!
「狐ちゃーん♡」
「なんですか?蟻喰さん」
「終わったからご褒美ちょーだい!」
「写真を見せてからです」
「ケチ」
「ルールですので」
「はぁホント狐ちゃんってルール好きだよね~。ルールルールってさぁ…やんならないの?」
ドカッとソファに座り嫌味ととれる話をしてきた
「なりませんよ、それにルールをかいくぐって悪さをするのが楽しいんですよ」
「そういうとこゲスいよね」
「なんとでも言って下さい」
「よし、ノルマ達成してますね。いいですよ」
「やった!」
スル…
頬に手を添え、親指が唇をすべる
「口開けて」
「あ」と開けた瞬間に彼の長い舌が勢いよく侵入してきた
「!ちゅく、ふ…ん♡」
彼の舌いつもより、奥まで入ってきた
いつもと違う感覚に襲われ、驚いて彼を押し飛ばしてしまった。
「ゲホッゴホ…な、何するんですか!」
「何っていつものご褒美のちゅーだよ?」
「そんなことは知ってます!いつもより長いし、奥まで入ってきてるじゃないですか!?」
「だってそんなの結んだルールに無かったもん」
確かにルールにキスの時間や深さは決められてなかった
「逆に狐ちゃんがルール破ってるよ。ご褒美のキスは拒まないってルールだったのに」
「!ごめんなさい…」
「ペナルティでもう1回♡」
長くて、苦しいキスが続く中自分の意識がフッと遠のいた
「満足♡狐ちゃんお疲れ様」
「狐ちゃん?大丈夫?お一い」
「……かい」
「ん?」
「もう1回…♡」
はっ!と我に返りさっきまでの記憶を思い出す
「私、2回目キスしてそれで……?」
「蟻喰さん私なんか言ってました?」
「んーん何にも、ただボーっとしてたから死んだかと思った!」
「そうですか…なら良かったです」
「じゃ、俺帰るね~」
「はい、お疲れ様でした」
蟻喰さんが部屋を出るまで視線を感じたがそんなことより自分になにが起こったのか気になり過ぎてその後の仕事があまり手につかなかった
私が気絶や失神をキスごときでするはずがない…
その日の夜
ガチャ
「ちょ!は!?蟻喰さん?」
「やっほ~」
「やっほ~じゃなくて出てってください!」
「なんで?」
「着替え中!!」
「男同士だしよくね?」
「貴方が良くても私が駄目なんです!」
ぐいぐいと扉の方へ押しやってもう少しで扉の外というところで、
「でもさぁ俺知ってるよ狐ちゃんにキスしたとき毎回顔真っ赤にして気持ちよさそうに短い舌絡めてくるの」
「それはっ貴方に気持ち良くなって欲しくてッ」
「ふーん…優しいね♡」
トサ…
「ちょっと!辞めてください」
片手で両手首を簡単に抑えられ、上に跨がられて完全に抵抗出来ない体制になった
「やだ」
「ちゅ…くちゅ、んん!」
長い…!
「はぁ!ゴホッ」
「狐ちゃんキスしてるとき息吸ってないでしょ、死んじゃうよ?鼻で息してみな」
「んむ、ちゅ…ふぅ…ん♡くちゅ…」
「ふぅ…♡ぁ…」
「 狐ちゃんの辛そうだね、出すの手伝うよ」
自分のモノに長い舌が巻き付いてくる。初めての感覚…最初気持ち悪かったが途端に快楽で脳が満たされた。
「ひやぁ♡…やめっ…て♡んあぁ!?ありッくいしゃぁ♡ やだッ気持ちい♡」
ビュルルル
「ん!」
「ごめんなさい!ここに出してください」
手で器をつくり口の前に差し出す
「ゴク……んふっ狐ちゃんの味♡」
「!?…知りませんよ?」
次の日
コンコン
「どうぞ」
「狐さん、ボスがお呼びです」
「ありがとうございます鳩さん」
「失礼しますボス。狐です」
「入れ」
「お前交尾するときはもう少し声抑えてくれ」
ゴン!
「申し訳ありませんでした」
顔に熱が集まるのが分かる。私はそれを隠すためと、謝るために勢いよく地面に頭をこすりつけた
「お前の部屋は他のやつらとは少し離れているが、そのかわり俺と近いんだ気を付けるように」
「はい…」
「これだけだ、上がってもらって結構」
ボスの耳が赤いのに気づき、恥ずかしさで爆発しそうになった狐であった。