TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

私「…ん…んぅ……?」



頭が痛い。喉がカラカラに乾いてる。

私はゆっくりと目を開けた。



私「あれ…?ここ、どこ…?」



知らない部屋の、ベッドに寝ていた。

どうしてここで寝ているんだろう?ここはどこ?


ええと、確か私は、テヒョンとジョングクと韓国料理屋さんで飲んで、それから…?



テテ「起きた?おはよ」


私「きゃっ!テ、テヒョン!?どうして…!?」


テテ「どうしてって…昨晩ヌナ、寝落ちしちやったんだよ」


私「えっ」


テテ「お店に放っておく訳にもいかないし。近くのホテルに連れて来たの」



部屋に置かれている家具は、ベッド、テレビ、ローテーブル、デスク。多分、ビジネスホテルだ。


いけない、私、メイクしたまま寝ちゃったんだ!

テヒョンの超絶美貌を前にすると、急に自分の顔面に自信が無くなる。私、酷い顔してないかな。



私「そうだったんだ…迷惑かけてごめんね」



ごめん、と謝る私に、テヒョンはピンと来ていないようだった。



テテ「迷惑とか思ってないけど」


私「?」


テテ「それより、カレシの方は大丈夫?」


私「あっ…!」



慌てて、スマホを確認する。


喧嘩中とはいえ、許可無く外泊なんてしたら、一体何されるか…!


ビクビクしながらカトクを開く。


飲みに行ってくる話は、退勤してからすぐカトクで送ったけれど……彼からは未読スルー。


深夜3時になった今も、既読は付いていない。


私は、逆に怖くなった。

前は、友達と飲みに行って帰宅が30分遅れただけでも怒られて、酷くされたのに……



私「連絡来てない……」


テテ「そ。よかったね」



…今の彼にとって、私の存在って何なんだろう。


何人いるのか知らないけれど、同棲している私をモラハラしたり、DVしたりして束縛しておきながら、他の女の子とデートしているだなんて…


…思い出したら、頭が痛くなってきた…



私「うう…頭痛い…」


テテ「……………」



呻いている私を、テヒョンが意味深な瞳で見つめていた。

本当に、驚くほど綺麗な顔だ。


そういえば、今、二人きりなんだ。


私はベッドの上で…テヒョンは、すぐそこのソファにゆったりと掛けている。座っているだけで絵になる。シャッターを切るだけで、ヴォーグの表紙を飾れそうだ。


痴情のもつれの現場を、年下の美男子に見られ、心配され…状況的には最悪だけれど。



世界一の美男子と密室に二人きりだなんて…


ドキドキしない方がおかしい。



テテ「あのさ、ヌナ…」


私「?」




テヒョンが何か言おうとした時。


ガチャリとドアを開けて部屋に入って来たのは、ジョングクだった。


私「えっ、ジョングク!?」



てっきり、テヒョンがここまで運んでくれたのかと思ってたけど…

ジョングクも一緒だったなんて。

メイクヌナとグクテテ

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

23

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚