「そう? 乳首、こんなにピンとさせてるのに」
涼さんはわざと私の耳元で囁き、泡のついた手で乳首をニュルニュルと扱いてくる。
「ん……っ、やっ、――――駄目っ」
彼の両手を押さえて抵抗したけれど、バスルームの壁に押さえつけられてしまった。
「ん、駄目だね。もうやめるからね」
そう言って、涼さんは私の股の間にガチガチに硬くなったモノを挟んできた。
「~~~~っ!!」
――これって……!
私は壁のほうを向いたまま、目をまん丸に見開き赤面する。
「何もしないからね」
涼さんはそう言ってから私の脚を閉じさせ、腰を動かして素股をしてきた。
「んっ!? あっ、ちょ……っ、待って……!」
「何もしてないよ。ただスリスリしてるだけ」
彼は私の首筋にキスをし、肩を軽く噛んで言う。
私は甘く掠れた声を聞いただけで、ゾワゾワッとした感覚を得ながら膣を引き絞った。
――なんて声出すの……っ!
「ん……っ、――――んっ!」
バスルームの壁に爪を立てようとすると、「ああ、駄目だよ」と手を握られる。
「爪が割れちゃうから、駄目」
何をされても大切に扱われ、頭がフワフワして変な気持ちになる。
「爪を立てるなら、俺の背中にして」
涼さんはそう言って私の体を反転させると、両手を自分の背中に回させた。
そして彼は私を抱き締め、肉芽や秘唇を押し潰すように、ズリュッズリュッと屹立で擦ってくる。
「んぅ……っ、んぅううううぅっ! うーっ!」
私は涼さんにしがみつき、いわゆる雄っぱいというものに顔を押しつけ、彼に体を圧迫されるような感覚を得ながら喘いだ。
なにせ体格差があるので、包み込まれて蹂躙されている感が強い。
決して嫌ではないけれど、大きな獣に食べられてしまいそうな感覚がして、ちょっと怖い。けれどそこがいいと思ってしまう自分がいる。
「ぁ……っ、あっ、ん……っ、あぁっ」
容赦なく肉粒を擦られ、ビクビクと感じる体は愛蜜を吐き出していく。
摩擦されるたびにグチュグチュと濡れた音がたち、恥ずかしいし居たたまれない。
――あ。……やば……っ。
急にブワッと快楽がこみ上げたかと思うと、私は力一杯涼さんを抱き締め、ビクビクンッと全身を痙攣させて絶頂していた。
「あは……っ、達ったの? 可愛いね」
涼さんは私の顔を仰向けて後頭部を押さえ、深く口づけしてくる。
「ん……っ、んっ、ぅ……っ、むぅ……っ」
何度か唇をついばまれたあとに、口内にねっとりと舌が入り込んでくる。
思わずキュッと股間で肉茎を挟んで彼の舌を吸うと、涼さんは私のお尻をムギュッと掴んできた。
お尻なんて、胸と違って揉む場所じゃないのに、五指が食い込むたびにお腹の奥が甘く疼いて仕方なくなる。
結果的に私は新たな蜜を零し、キスをされながら甘イキしてしまっていた。
「はぁ……、可愛い……」
涼さんは顔を離してうっとりと笑ったあと、私をギュッと抱き締めて腰を振り立ててきた。
「んっ、あぁっ、あっ、んぅっ、んーっ!」
硬くなった肉棒が擦れるたび、グチュグチュと泡立った音が立つ。
体格差があるだけに、まるで私の体を道具みたいに使われているような感覚がして、圧倒されてされるがままになっているの、嫌じゃない。
――もぉっ!
涙目になった私は涼さんにしがみついて声を上げ、彼が射精する時を待つ。
何度も弱点を擦られて甘イキを繰り返したあと、ようやく彼はくぐもった声を漏らして腰の動きを止めた。
「…………あぁ…………」
涼さんは私のお尻に手を当て、精液が飛び散らないように押さえる。
衝動が収まったあと、彼は「ちょっと待ってて」と言って一旦バスルームを出た。
「はぁ…………」
私は壁に縋り付き、ゴン……と額をつける。
(どうしてこうなった……)
荒くなった呼吸を整えていると、涼さんが戻ってきて「お尻拭こうね~」と、ティッシュで私の秘部を拭いてきた。
「何やってるんですか! 赤ちゃんじゃあるまいし、自分でできます!」
「だって俺が出したモノで汚したんだし」
「だからと言って……」
文句を言おうとすると、涼さんはまた素早くティッシュを洗面所のゴミ箱に捨てたあと、ニッコリ笑った。
「はい、消毒と匂いつけ終わり。ちゃっちゃと体洗って、レストラン行くよ」
そう言われては頷くしかなく、私は渋々と彼に手伝われて髪と体を洗ったのだった。
匂いつけって、犬じゃん……。
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コメント
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フフ(#^.^#)💕消毒と匂いつけしなきゃ(*´艸`)カイヌシだもの❤🥳