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#百物語
成海
17
自由少女
673
#サスペンス
猫塚ルイ

196
俺の名前は柳 冬理。
最近この××県K市に引っ越してきた中学二年生だ。俺には柳 有栖という姉が1人おり、現在高校2年生…なんだが、姉が中2の時の林間学校以来、不登校になってしまった。
学校が終わり、帰路に付いていると、俺の家の前に1人の着物姿メガネを付けた青年を見つけた。
彼はジッと姉の部屋を見つめていた。
「何か用ですか?」
そう俺が問いかけると、着物姿の青年は微笑んでこう返した。
「君達は…最近引っ越してきた柳君、だよね?」
「そうですけど…何か?」
「実は手伝って欲しいことがあって、お話を聞いて欲しいのだけど、良いかな?」
「だったら別にここでも良くないですか?」
「でも、君のお姉さんにも話しておきたくて。ほら、部屋の様子を見る限りお姉さん、不登校、だろ?」
言い当てられ少し動揺してしまった。
別になんとでもないのに、何故か彼の言い草に弱みを握られた気になってしまい、家にあげた。
⟡⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯
「麦茶しかないですけど。どうぞ。」
「有難う、ところでひとまず君の名前を聞きたいんだけれど。」
「柳 冬理。中2。」
「中2、ね。俺は高階有生。怪談を集めてるよ。」
「怪談?」
「そう、怖い話。端的に言うと、今は
『 百物語』を集めてる。でも本物しか集めることができないんだ。」
「そこで、君達柳兄妹に助けを求めたくてね。」
「はぁ…まぁ、いいですけど。どうして、?」
「君達になんと言い表せばいいのか…霊力?神力?まぁ自由に解釈してくれて構わないが。とにかくそういうものが強くてね。たすけをかりれないかと。」
「良いですよ。」
「おや?」
「姉さん、!?」
「姉さん、どうして急に…ていうか、、久々に見た、」
「と、、言うことはそちらが、、」
「…姉の柳… 有栖です。高校2年生。訳があり通信制高校に通ってます。」
「これは…とても運が良いかもしれない。」
「もしお二方の予定が合うのなら、今日の夜8時、××公園に来てくださいませんか?」
⟡⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯⎯
コメント
3件
わあ、1話おつかれさまです!着物姿メガネの高階さん、すごくミステリアスでかっこいい…「百物語」集めてるって本格的な怪談蒐集みたいでゾクゾクしますね。姉の有栖さんが久々に部屋から出てきたのも気になるし、何より「霊力?神力?」って言われる柳兄妹って…どんな力があるんだろ。夜8時の公園、どんな話が始まるのか続きが気になります!🌙