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ら ん と り ん ど う は 聞 い て な い ! ! も う 愛 読 す る ! ! 💕 私 は ノ ベ ル の 方 が 好 き こ っ ち の 方 が 読 み や す い し
青春真っ最中の高校3年生の夏。
『付き合ってください!』
ドキドキと緊張で激しく鳴り響く心臓の鼓動を必死に抑え込んで、わたしはそう叫ぶ。
「…ごめんなさい、○○さんとは付き合えない。」
目の前でこちらを見つめる好きな人の目に苦笑いが浮かび、申し訳なさそうな爽やかな声が自身の耳を貫いた。
─…私、○○は失恋した。
心を押しつぶしてくるような い絶望と悲しみに耐えながら見慣れた帰り道の風景を眺め、わたしは歩みを進める。前へ進むたびに足元でガシャリと石の砕ける音がした。
ねっとりとした夏の過酷な太陽がわたしの体を照らし、存在感を示してくる。そんな焼けるような暑さと耳鳴りのような不快な声で鳴き続けるセミの鳴き声に鬱陶しさを感じながらもこの暑さと騒音のおかげでどうにか意識を保っていられると心の隅で感謝した。
─…友達や親と喧嘩したとか、成績が大幅に下がったとか、授業で使う大事なプリントを失くしたとか。わたしたち学生には常に何らかの不安と失敗、後悔が付き纏っている。
そんな中でもきっと年頃の女子高校生にとって好きな人に振られるということ以上に悲しいことはない。少なくともわたしはそうだ。
『はぁぁぁぁ…』
胸に詰まった憂鬱な感情を吐き出すように大きく息をつく。それでも胸にはまだ目には見えない大きなしこりが苦しさとともに埋められたままで、気分は一向に良くならない。
こうなったら今日はうんと自分を甘やかしてやろう。好きな曲を聞きながら好きな漫画を見て、好きな人に可愛いと思ってもらいたくて太らないようにとずっと食べないでいたお菓子もたくさん食べてやる。
そう意気込みながら前を向いて歩いていくわたしの肩に突然、誰かの手が触れた。
「あ?○○じゃん、今帰り?」
「人生の終わりみたいな顔してどうした…っていつもか。」
『……げっ』
そんな男の人特有の低い声の主 にぐいっと肩を引かれ、無理やり視界に映りこんでくる見慣れた男二人に、何でここに居るんだ。と、つい眉を顰めてしまう。
胸元まである黒色と金色の長い髪をがっちりとした三つ編みに結い、いたずらっ子のように楽しそうな目つきを浮かべて笑う長身の方は灰谷蘭くん。
そしてその横で、同じようにニヤニヤと意地の悪い笑みを浮かべている、所々跳ねている金髪に水色のメッシュを添えた丸い眼鏡をかけているのは灰谷竜胆くん。
どちらも小さいころからそれなりに関わりのあり、世にいう幼馴染という関係性。
不良界隈では“六本木のカリスマ兄弟”と名を響かせ、ここら一帯ではべらぼうに怯えられているふたり。
小さいころから「良いモンやるよ」と言ってわたしの手のひらに喧嘩でボコボコに痛めつけたであろう人の歯を置いてきたり、誕生日プレゼントにお菓子のゴミを渡してきたり、今のようにわたしが告白して振られるとどこから聞きつけてきたのかいつもいじり倒してくる。
「やめてやれって兄貴、○○は今失恋の痛みと戦ってンだから」
「あぁそっか、悪ィなァ○○?」
小さいころから何一つ変わっていないそんな失礼な言動に、つい頭にカッと血が上り、耳がやたらと熱くなった。冷静さを取り繕っている中で、怒りが徐々に湧き出してくる。
『し、失恋なんてしてないもん』
バカにされたという悔しさと恥ずかしさに絞り出された自身の声は、蚊が鳴いているような弱々しい声で、嘘をついているなんてすぐに分かってしまうようなものだった。
そして目の前に居るのはそんな嘘を見逃してくれるほど優しい男たちではなく、ここぞとばかりに頬に刻み込んでいた笑みを深め、謎の敗北感にせっかく慰めていた気持ちが泥沼に落ちていくように下へと沈んでいくのを感じる。
「オレらにしとけよ、優良物件だぜ」
恥ずかしさに赤くなってプルプルと震えるわたしの髪を撫でて飴玉を含んだような甘い声でそう言う蘭くんを涙目で睨みつけ、早足で家へと帰る。
『彼女の苦しみを分かってくれないような彼氏なんていらない』
低く抑えた声でわたしはそう吐き捨て、ふいっと顔を背ける。ケラケラと背後で聞こえる笑い声には聞こえないふりを決め込んだ。
「「…本気なんだけどなァ」」
人生初の蘭さん、竜胆さんの夢
口調掴めてなさすぎよねごめん、ボツ気味だからもしかしたら消しちゃうかも( ඉ-ඉ )
好きな子に意地悪しちゃう系男子を想像して書いてるんだけどなんか普通に結構マジのいじめっ子っぽい(
てかさノベルかチャットどっちの方が見やすいのかな?
こんな文字が長々と書いている文章読むの面倒くさいかなぁ~…って思っちゃってるんだよね。。。👉👈
みんなはどっちがいいですか❔❕