すたーと
スンリ視点
俺はスンリ。高校1年生だ。
実は、密かに好意を寄せている人がいる。
それが、高校2年生のジヨンヒョンだ。
なにに惹かれたのかは自分でも分からない。
気がつくと、ジヨンヒョンを見てしまう、自分がいる。男同士で、おかしいなんてことくらいわかってる。でも、この気持ちに嘘はつきたくなかった。
スンリ
あっ、じよんひょん、!!
ジヨン
お、スンリか笑
おはよう。
俺に見せてくれるその笑顔が大好きだ。
もっとみたい、他にも、ジヨンヒョンの色んな顔がみたい。
ジヨン
じゃあ、またな
スンリ
あ、今日、一緒に帰れますか、?
ジヨン
うん、帰ろ笑
スンリ
はい、!!✨
只々、この時間が幸せだった。
放課後
スンリ
ジヨンヒョン! こっちです!!
ジヨン
ごめんごめん、遅くなっちゃった、
スンリ
いえ!! ジヨンヒョンだから許します!!
ジヨン
、なにそれ笑
ジヨン視点
俺は、クズだ。
後輩のスンリが俺に好意を寄せていることは分かっている。気づいたのは、最近だ。
よく帰りを誘われるし、俺を見るその目が、すごく特別な人を見る目だったから。
スンリは好きだ。でも、それは友達として。
スンリ
じゃあ、また!!
明日も一緒に学校行っていいですか、?
ジヨン
、うん、行こ笑
スンリ
、!!✨
その目、その目が嫌なんだ。
俺を特別扱いしているような目。
俺はクズなのに、スンリはなんで俺を選んだ??
ジヨン
、ごめんな、スンリ。
スンリが満足気に帰っていく姿を見ると、
毎回、申し訳ない気持ちになる。複雑だ。
罪悪感がものすごくある。
𝙉𝙚𝙭𝙩_