テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
めんだこっち
245
368
月戸 夕空
4
キレイな文字の符牒の列に。
ぐるぐる文字を。書いては鳴らし、鳴らしては書く。
譜面に向き合い音鳴らす。
我が愛する友たちと。
過ごすあのくだらない日々が。
何故だか凄く、愛おしい。
永遠ならぬ全ての時は。
刻々一刻と過ぎてゆく。
皆を愛したこの時を。
ずっと忘れないでいたい。
コメント
1件
第18話、拝読しました。譜面に文字を書いては音を鳴らす、その繰り返しの描写から、音と文字が一つになっていくような感覚が伝わってきました。特に「永遠ならぬ全ての時は/刻々一刻と過ぎてゆく」というフレーズに、一瞬一瞬を大切にしたいという想いが詰まっていて、胸がぎゅっとなりました。友と過ごす「くだらない日々」がこんなにも愛おしいと感じられるのは、その時間がもう二度と戻らないからですよね。とても繊細で美しい一首でした。