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33 - 第33話 アポカリプス

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2024年11月27日

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タクトとリリスの激しい戦いが続く中、リリスは微笑を浮かべながら静かに呟いた。

「あなた、ここまでよく耐えたわ。でも、そろそろ終わりにしましょう。私の最高の使役悪魔を見せてあげる。」

リリスが指を一本鳴らすと、地面が割れ、闇の底から巨大な影が現れた。その影は人の形をしていたが、異形の翼と四本の腕を持ち、見る者すべてに圧倒的な威圧感を与えた。

「これが私の切り札――”アポカリプス”。この世界を破壊するために生まれた悪魔よ。」

「マジかよ…。」タクトは剣を握りしめながらその圧倒的な存在感に圧倒された。

「こんな奴、どうやって倒せってんだ?」

アポカリプスは口を開き、耳をつんざくような咆哮を上げた。その咆哮だけで空間が揺らぎ、タクトは膝をつきそうになる。

「これがリリスの最高使役悪魔か…。ちょっと次元が違いすぎるな。」

タクトの後ろから、傷ついたマデスが立ち上がった。

「リリス…お前はここまで堕ちたのか。アポカリプスを使役するなんて、神の道から完全に逸れた証拠だ。」

リリスは冷笑を浮かべる。「今さら何を言うの? あなたも神の力を捨て、人間を頼ったくせに。」

「だとしても…俺はタクトに賭けた。こいつの力で、俺たちは勝つ!」

マデスが手を掲げると、タクトの剣がさらに輝きを増し、その光はアポカリプスの闇を一瞬だけ押し返した。

「タクト、あの剣はまだ本当の力を発揮していない。お前次第で真の力を引き出せるはずだ!」

「マジで俺頼みかよ!」タクトは笑みを浮かべながらも剣を握り直した。「ま、俺が最強のアイドルってことを証明してやるさ!」

アポカリプスが巨大な闇の拳を振り下ろす。その攻撃をタクトは剣で受け止め、反撃のために跳び上がる。

「この野郎、派手すぎんだろ!」タクトは剣を振りかざし、一閃を放つ。剣の光がアポカリプスの胸をかすめ、傷をつけた。

リリスは目を細める。「やるわね。でも、それだけでアポカリプスを倒せると思ったら大間違いよ。」

戦いは激しさを増していく。リリスの指揮のもと、アポカリプスは容赦なく攻撃を繰り出し、タクトとマデスはその猛攻をかわしながら反撃のチャンスを伺う。

果たして、タクトはリリスの最高使役悪魔を打ち破ることができるのか――そして、リリスの真の目的とは一体何なのか。

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