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第二話
もふvsどぬく
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「…んん”ッ!」
謎の頭痛で目が覚めた。
俺…どぬくは眠い目をこする。
「ん…また…知らない場所…ぉ…」
隣にいたもふを起こそうとした。
「もふくーん…!」
「ふぁ」
「ん、おはよ」
「おはよって、違うっ!」
今はそんなことしてる場合じゃない
すると、張り紙が落ちてきた。
『デスゲームが始まった。
どちらかを殺せ。
さもないと、両方死ぬ』
…息が荒くなって、呼吸が難しくなる。
「ッはぁッ…はぁ……」
今までもふくんとは仲が良くて、
いっしょにいて楽しかった、
なのに、どちらかが死ぬ。
「…どぬ、俺が残るから」
「え…?ダメだよっ!」
気づけばもふは銃を頭に突き刺していた。
「ッダメっ!」
半分涙がたれながら、
もふから銃を奪い取ろうとする。
「ッやめろ…俺が死ぬんだから」
とか言いながらもふは苦しそうだ。
ありがとう。俺のために、
でも、そんな優しさ、、本当に、、
「ッいいからッ!銃を離してッ!」
もっと強く奪う。
俺の手がどこかに当たって
かちっと音が鳴り響く。
「…え?」
いまー。かちって……なった…?
その音は引き金の音ー。
もふが崩れ落ちた。
「え……?嘘でしょ……
俺のせいで………ッ……?」
涙が出てきて、止まらなくなる。
「ごめんッ…ごめんね……ッ……」
もふの冷たい手をぎゅっと握って、
もっと涙が溢れた。
勝者ー。どぬく。