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(前回の続きです)
キーンコーンカーンコーン 朝の会が始まる合図のベルが鳴った。
大地はあわてて学校へ走った。
授業中に大地は考えた。勉強は決して良くできる方ではなかったが、考えずにはいられなかった。
「あの真面目な彩ねえちゃんが言うことだから、嘘ではないと思うけど…少し信じられないなぁ」
そんなことを考えているうちに学校が終わった。
家に帰るといつも「おかえり、疲れたじゃろ」と言ってくれるおばあちゃんがいない。
「あれっ?」
するとふすまで閉じられている、奥の部屋から
「やっぱり救急車呼びましょうよ」
「でも家が誰もいなくなるぞ」
「あら、もうすぐ大地が帰ってくるわよ」 などという話し声が聞こえた。
大地は自分の名前が聞こえ、ドキッとした。
だが、好奇心に勝てず、ふすまを少し開けて中をのぞいた。
するとおばあちゃんが布団に寝て、苦しんでいた。
そのおばあちゃんを囲うように20、30ぴきはいそうなほどのアヤカシがおばあちゃんを看病していた。
あまりのアカカシの多さに悲鳴もあげられず、大地は腰を抜かした。
バンッ
何かが玄関を開ける音がした…
今日はここまでです!見ていただき、ありがとうございました!(*^▽^*)