TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

タイトル、作家名、タグで検索

テラーノベル(Teller Novel)
シェアするシェアする
報告する

(前回の続きです)

バンッ

何かが玄関を開ける音がした…

大地はびくっとして、おそるおそる玄関を見た。

すると彩がドタドタと走ってきてふすまをバンッと開け放った。

はぁ、はあっ 「おばあちゃんは大丈夫なのっ?」

アヤカシの1人が、

「いんや、ばあさんが脳卒中で倒れた。急救車を呼んでくれ」と彩に行った。

「わかった!」というと、スマホをとり出し急救車を呼んだ。

ピーポーピーポー 8分くらいで急救車が来たが、大地には永遠のような時間だった。

おばあちゃんがタンカーで運ばれていく。彩は急救隊員に事情を話しているが、大地はただ呆然として見守ることしかできなかった。

結局、大地と彩は急救車には乗らず、彩から連絡を受けてあわてて帰ってきた母が付き添いで乗った。

「ねぇっ 彩姉ちゃん、…おばあちゃんは大丈夫?」

大地は他に聞きたいことがたくさんあったが、今はそれだけにした。

「わからない…前は脳卒中で倒れたことなんてなかったのに…」

「脳卒中って何?」 大地は不安気にきき返した。

「脳内の血管に障害をきたす病気なの。大地には少し難しいか」

「ヘーっ よく知ってるね」

すると彩は少し恥ずかしそうに言った。

「私…将来の夢はお医者さんなの。5歳の頃に風邪を引いておばあちゃんに看病してもらったんだ。その時におばあちゃんに風邪をうつしちゃって、苦しんでいたおばあちゃんを見守ることしかできなかったの。だから人を病気から救えるお医者さんになりたいんだ。もう苦しむおばあちゃんは見たくないから…」

そう言って涙をこぼしたが、大地が見ているとあわてて指でふいた。


今日はここまでです!見ていただき、ありがとうございました!(*⌒▽⌒*)

loading

この作品はいかがでしたか?

81

コメント

0

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store