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14
海龍side
「てか、した?」
「なにを?」
「指突っ込むやつ」
昼休み、聖人と弁当を食べてるときにそう聞いてきて危うく飲んでいたお茶を吹き出しかけた。
「急に言うなや!」
「えなんかごめん?」
「食事中やろもう…」
拓途とのがフラッシュバックしてしまった。
あーーーもう…ほんま出てくんなよ。
「え、なに?もしかしてやったん?笑」
聖人はニヤニヤしながら聞いてきた。
「そんなんちゃうし。」
ほんまはしたけど言えるわけないし、なんなら抱かれてるし。
「ほんまけぇ?じゃあまた感想教えてな」
「は?なんで俺がやる前提やねん!」
「やりそうやから?」
「きしょ。お前がやれや」
結局そのあとも聖人はしつこく弄ってきた。
まあ、俺も拓途のこと思い出してもた時点で人のこと言えへんのやけど。
放課後、家に帰るといつもみたいに拓途がいた。
自分の家かのようにリビングのソファーに座ってのんびりとテレビを見てる。
「おかえりー」
「アイスは?」
「冷凍庫にあるよ」
「えほんまに買ってきたん」
「欲しそうな顔してたから買ってきてあげた。」
「たまにはやるやん!さすが金持ち太っ腹!しかも俺が好きなアイスや!」
「急に褒めるやん笑」
こういうところは好き。ちゃんと俺が教えた好きなアイス買ってきてくれる。
「兄ちゃんは?」
「ほかの友達連れてくるって」
「ほーん…」
「今日どう?」
「どっちでも。そっちは?」
「俺もどっちでも」
ぎこちない会話やなー。毎回同じような会話してる気がする。
「決めてや」
「…じゃあ今日はなしで」
「おっけ。じゃあ帰ってください」
「えー?帰ってくるまでなんかしようよ」
「なんかってなに?」
「こっちきて」
手招きをされて、素直に隣に座ると唇が重なった。
なにをされるのかと思えば、ただのキス。
そう思った瞬間、拓途の手がゆっくりと下へ伸びていくのが視界の端に映った。
触れられる直前で、その手首を咄嗟に掴む。
「なぁ、ここでしたない、部屋行こうや…」
「すぐ終わるから大丈夫」
「ん、っっ…」
拓途は気にする様子もなく、俺の制止をすり抜けるように手を伸ばした。
「んん…っ、ふ…は、あかん、っ」
拓途の手がうまく俺のブツを扱ってきてすぐにイッてしまいそうになる。
「自分で足開いてるけど。誘ってんの?」
「ちゃう、っ…」
即座に否定しても、全然説得力がない。
「ふふ、かわい」
甘やかすような声に、余計に居心地が悪くなる。
手を離したと思ったら、今度は細くて長い指が中にゆっくりと入ってくる。
「…っぁ”、!んぁ、ゃ…っ」
「足閉じたらだめ。気持ちよくなれないよ」
「せんくてええねんて…っ”、あほ、」
拓途は指を増やして、俺の気持ちいところをもっと刺激してくる。そのせいで勝手に腰を反らしてしまう
「え、って…もぉ”っ、ぁっ”、♡」
「ねえ帰ってきちゃったらどうする?」
「いや、ゃ…っ、ひとりでする、ぅ、」
「できないじゃん。」
図星を突かれてなんも言い返せんくなる。
うずうずしてきて、拓途の手を掴む。
「…たくと」
「…?」
名前を呼んだら指の動きを止めて、俺の顔を見つめる。
「い、、いれてほしい…」
「…え?え、ごめんもっかい言って」
「…っ、やから!…いれろっ、て…」
気づけば、さっきまで嫌がっていたはずなのに もっと、と思ってしまう自分がいた。
言うのは悔しいし恥ずかしいのに。
「…もうここでいい?部屋行ってる暇ないから」
そう言って拓途がズボンに手をかけた瞬間
兄「ただいまー!!」
玄関の方から兄の声が聞こえてきた。
「やっば…!」
俺らは急いで身だしなみを整えて、何も無かったみたいにテレビを眺める。
しばらくしたら「あつー」なんか言いながら兄がリビングに入ってくる。
兄「ただいま、、ってあれ?お前ら仲良かった?」
「え、あぁ!たまたま俺が好きな番組やっとってん。やから2人で見とった」
「そうそう、海龍くん好きだったっけーってなって」
兄「へぇー…違和感しかないけどまあええか。」
俺らは変な言い訳を作ってなんとかやり過ごした。ほんまアホな兄でよかった。
「部屋戻るわ」
「うん。また一緒に見ようね」
「は?見いひんわ」
兄「あ、海龍。はじめましてやろ?挨拶して」
「えぇー、、はぁ…」
兄「はぁ、ちゃうねん。挨拶大事やねんから」
部屋に戻ろうとしたら、兄に呼び止められた。
こいつどんだけ挨拶させんねん。
「はじめまして。こいつの弟の海龍です。」
「はじめまして、古家蘭です。よろしくね」
古家蘭か、、顔もええのに名前もかっこいい。
俺は一礼してリビングをあとにした。
「…く、っ…ぁ、んん、っは、」
部屋に戻ってから、さっきイけへんかったから自分で弄ってみた けどやっぱり満足いかへんくて、やっと落ち着いた頃には、なんだかどっと疲れていた。
最後まで責任取れよ。
コメント
2件

最高です! 続き楽しみにしています!
「最後まで」っていうタイトル、あれ…ほんとに最後まで行くのかな?ってハラハラしたのに兄ちゃんの「ただいま」でぶった斬られる感じ、萌えました。海龍くんの焦りっぷりと、あとで自分で処理するところまで描写が丁寧で、BLとしての甘さと生々しさのバランスが絶妙です。拓途の指入れてくるシーンの「いれたい」って言わせる流れ、最高でした。続きが気になりすぎます…!