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一話一話短いですが何卒
「うぅ…グスッ…………」
誰もいなかったであろう公園のベンチで1人泣いていると、
「どうしたの?」
そいつはいつの間にか隣に座っていて、さも友人のように話しかけて来た。
だから、それに釣られてつい言葉をこぼしていた。
「みんな、私のことを『ホンノムシ』とか『ヘンナヤツ』って言うんだ…私はただ天才で博識なだけなのに…」
「そっか」
その後も愚痴をたくさんこぼしたが、そいつは否定も肯定もせずただ相槌を打って静かに私の話を聞いていた。