『虎杖悠仁のヤリナオシ 第3話』
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「私、10月31日に渋谷で任務があるのよね」
「10月31日に…、渋谷で?」
「そうよ、なんかの支援?、よくわからないけど」
「釘崎、その日の任務俺に代わってくれないか?」
「は?なんでよ、私渋谷の任務終わったら都会のハロウィン楽しもうと思ってたのに」
「お願いだ…」
「…いいけど。どうしたのよあんた」
「…別になんでもないよ」
「ふーん、ならいいけど」
「なぁ、虎杖…、本当に『はーい!おっはよーう!悠仁!野薔薇!恵!』
「10分の遅刻よ」
「10分ぐらいよくない?授業潰れたんだし」
「まぁそれもそうね…」
「…タイミング悪りぃな、五条先生…」
「恵〜、なんか言った?」
「別に…」
「絶対なんか言ったよねー、まぁいっか!はい!授業始めまーす!」
「今日の授業はなんと!自習です!」
「悠仁は僕と生徒指導室ね」
「あんた何やらかしたの?」
「いや!なんもしてねぇって!」
「ほら!つべこべ言ってないで!来なさい!」
「はーい…」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜生徒指導室
「悠仁、なんで呼ばれたかわかってる?」
「いや…、全く心当たりが…」
「恵がね、悠仁が宿儺の指飲んだ時ぐらい心配してんの」
「え…、なんで?」
「なんか前の任務で倒れた時から顔色が悪かったり、急に黙り込んだりしてるとか」
「どうしたの?」
俺は思った。五条先生に全て言ってしまえば…
そうすればもしかしてなんとかなるかもしれない…、渋谷事変を止められるかもしれない
「実は…」
『ならん。』
頭の中から宿儺の声がした
「悠仁?」
『此奴にあのことを言ったら元の場所にお前を返してやろう。』
まずい。五条先生に言ってしまいたいけど、でも言ったら返されてしまう
どうしよう、五条先生になんて言ったら…
「…悠仁。今日は自室で休んでおきな。顔色が悪いから」
「…あざっす。」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜自室
俺は、無力だ。
現実でも、過去でも役に立てない。役立たずで弱小者。
この世界での主導権は宿儺にあり、俺には無い。
もし不都合なことがあったらすぐに返されてしまう。
そうだとするのならば…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜生得領易
「おい、宿儺。」
「なんだ小僧。」
「俺と、命を賭けた縛りをしないか。」
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〈作者メッセージ〉
800いいねありがとうございます!
次は100いいねで出すのでご期待を〜
コメント
3件
まぁぁぢぃぃぃで面白い! 一瞬で100いってる!? 無理しない程度でがんばって! 続きまってます!