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confinement
「起きてー起きてーおっきって!!」
「いったぁっ
!」
体をどんどん叩かれ!目を覚ます。
「何するんですか…ていうか誰ですか!ここ何処!!」
「しー、静かに、」
目の前には、1人の青年。
見た目はチャラチャラしてる感じだが、言動は幼い感じがする。
ここはどうやら、監獄のようだ。
小さな部屋で、檻に閉じ込められている。
コンクリートの壁は硬そうだ。
ノアが落ち着くと、青年が話し始める
「ねぇねぇ、君、ノア?」
「え?そうだけど…なんで知ってるの?」
「あれ?キミは知らないんだ」
「何を?」
「じゃあココが どんな場所かも知らないの?」
「うん。迷子になって、知らないおじさんの車に乗ったらここに…」
「ふふん〜、ボクが一から説明してあげるよ!!」
「あ、ありがとう?」
「ボクの名前はショーゴ!そしてここは監獄。でも、普通の監獄じゃない。
魔法に関する危険人物とか、犯罪者とか、そういうのを捕らえるとこ。
犯人を捕まえたり、未然に防いだり、そういうのは様々だね。
他になんか質問ある?」
「…なんでショーゴさんは私の事を知ってたの?」
「キミね、最近話題なんだよ」
「私が?」
「うん。なんか危険人物だって。
君、なんかしたの?」
「何も…」
ノアは思い出す。
あの時の惨状を
殺された、両親の残骸を
冤罪をかけられた時の、周りの目を
「えー、なんか魅了?とかナンタラカンタラ言ってた」
「魅了…」
魅了という話は、大魔女しか思い浮かばない。
でも、あれはおとぎ話で…
「それで!なんだけど…」
「?」
「キミ、ここから出たい?」
「当たり前だよ。」
「うーんと、端的言うとねぇ、協力しよ!
ボク、ココに居たいんだけど、追い出されそうで……
キミをココから出す代わりに、ボクがココに居られるようお手伝いしてよ」
「え…」
「ダメ? 」
「いいんだけど、ショーゴさんに理があるの?ここに居たいなんて…」
「もちもち!ボクとキミ…タッグ組んだらサイキョーじゃない?」
「たし…かに? じゃあ、よろしくお願いします」
少し流された気もするが、ショーゴさんは頼りになる。
ショーゴさんと一緒に行動しよう。
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