何でも許せる方のみお進み下さい。
zm side
この世界は悪意で溢れていると思う。
醜い嘘を傍らに生きているものばっかりだ。
そら、戦争中、道端で倒れている子供がいたって、誰も見向きはしない。
自分が一番やもんな。
別に自己中心なのは、悪いことじゃない。
ただ、俺が嫌なのは
『助けます』と、宣言しといて逃げるやつ。
嘘つきは大嫌い。実際にそうして俺は親に見捨てられた。
まあ、今はもうどうでも良い。
でも、こんな腐り切った世界でも、俺を救ってくれた人はいたからー
今度は俺が守ってみせるよ。
「待っててな。書記長様!」
tn side
書類と睨めっこをしていると、ノックが聞こえる。
「?どうぞ」
誰やろ
「あ、僕やでとんち」
そう言って入ってきたのは鬱、こと大先生だった。
「何や、書類は終わったんか?」
「そのことなんですけど〜」
ふふん。と、鬱は満足げに鼻を鳴らす。
「ついに!終わったねん!」
「そうか、お疲れさん。そこ置いといてな。」
そう言い、俺は次の書類に取り掛かる。
「とんち、休んでな?」
と、鬱は心配そうに言いながら出ていく。
俺が今やらな誰がやるんよ…。
「…はあ」
ふと、カレンダーが目に入る。
「もう…三年も経ったんやな。」
俺が右腕を失ってー
回覧ありがとうございました。
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コメント
4件
初 コメ( 多分 )失礼 します っ ! ! ! プロローグ から でも 神 と いう 事 が 伝わ っ て 来ます っ ! ! ! 続き が 楽しみ です ! !