綾橲「 愛すって決めたのになぁ 」
学校へと進める足が鉛のように重い。
振り返り歩いたら
そんな事無くなる位学校が辛いのだ。
此の ‘ 辛い ’ は恋愛でもなく、
勉強でも幸せでもなく、
人間関係が辛い。
気付きたく無かったが、
虐めってヤツに遭っている。
虐めなんて汚い言葉を
遣いたく無かったけれど
今はそう言わざるを得ない。
今迄親友と呼べる友人は
居なかったが友人が
居ない訳でも無かった。
でも今は居ない、が相応しい位
異性も同性も冷たい。
あの雄阿くんも
最近は冷めた目を向ける。
孤独を実感させられた。
雄阿くんをずっと好きで、
愛している為に
此等総て我慢する。
綾橲「 あ、雄阿くんっ! 」
大好きな人を見つけて
全力で近付き今日も伝える。
綾橲「 今日も愛してるっ! 」
何も無かったかのような笑顔。
否何も無いんだ、きっと。
雄阿「 あー、うん 」
大好きな人はもう私を
愛してなんかいない。
其れでも良いの。
私はずっと君を愛しているから。
‘ 其の ’ 君でさえも愛すから。
其れを毎日心に留め、
今日を進める。
そしてまた君に
綾橲「 あーっ、また適当じゃん … まぁ其れでも愛してるけどっ 」
なんて愛を伝えまくる。
そして私の心に空いていた穴は
貴方への愛で、
私からの愛してるで
覆い隠すの。
コメント
4件
うわわ辛い… いつも通りを頑張ってる綾橲ちゃん凄いよおお( 覆い隠すってのが穴が塞がってない感じして好き😖💓