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4 - モヤの理由なんて。

♥

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2022年03月03日

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rt side.








皆で集まって実況を撮っての後。





ふと気になった。














──────────

















キヨ君が足早に出て行って、うっしーと俺は何気ないいつもの会話を交わしていた。








ちょうど良いぐらいの時間に帰ってうっしーは「じゃ」と一言だけ呟いて俺の家を去って行った。





その後俺の家の前で誰かと電話してたらしいけど。












それよりも、いつものキヨ君は少しは家に残ってからのんびりと支度を始める。



だが、今日はまるで支度を済ませてあったかのように直ぐに帰って行った。












「………………。」

















コーヒーが入っているカップに指を掛けて自分の方へと近づける。






なんとも言えないようなほろ苦い不思議な香りが漂って頭が一度冷静になる。





冷静になった頭で俺はよーく考える。








「…駄目だ。続かん。」











けれど、集中力が変なところで切れてしまい即座に諦めることにした。












だが、そんな頭でも何度も浮かんだ可能性





















それは……恋だ。




























────────
















その可能性の相手。誰が聞いても100で答える。




















うっしーこと、牛沢さん。
















んー…まぁ…。ねぇ?



分かりやすいもん。アイツ。














ずっとうっしーの方見てるんだよなぁ。


その時、間に挟まれてる俺はなかなか顔を上げれない。というか、まともに顔を見れない。




恋の迷惑になっちゃうからね。















キヨ君はカッコいい奴で、意外と優しいところはあるし、俺自身は、他人の恋なんて気にかける必要もない。































































なのに、気になるのはどうしてなんだろ。









ちょっとモヤがかかっているのは

























どういう意味なんだろう。
























あ、そっか


























うっしーが既婚者で、同性だからか。





そういうことに偏見は一切無いが、不倫を考えてるとするとうっしーの為にも止めなければと思ってしまう。














…これがモヤの原因なはずだ。


























































俺は、自分が無理矢理パズルのピースを押し込んだような気がした。
































………ここに当てはまるはずだから。




















「……モヤの原因は」





























「キヨ君が既婚者に恋をしたこと。」






















そういう、単純な事のはずだ。


























──────────









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