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逆光の空間は、静かに消え始めていた。
「……これが、“逆光”の一端……?」
神子元島が呟く。
「“痕(きせき)”を見せて、揺さぶって……選ばせるんだ。」
「進むか、戻るか……」
観音埼は空を見上げる。
そこには
消えたはずの仲間の“名前”が、
光となって浮かび上がっていた。
剱埼
石廊埼
六連島
烏帽子島
「……待ってて。迎えに行く。」
部埼の声に、誰もが頷いた。
灯火は、まだ消えてなどいない。