TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

黄色い星が上る

一覧ページ

「黄色い星が上る」のメインビジュアル

黄色い星が上る

7 - 第7話佐藤愛美

♥

7

2022年09月28日

シェアするシェアする
報告する

の名前は佐藤愛美。今年で26歳になるOLだ。自分で言うのもあれだがそこそこ顔立ちが良く、スタイルも良いと思う。学生時代はそれなりにモテたし、告白された回数だって少なくない。けれど私はこの年まで誰とも付き合ったことがないのだ。理由は簡単で彼氏を作る気になれなかったからだ。別に男が苦手だとかいうわけではない。ただ単純に恋愛に興味がなかっただけだ。それに恋をしたところできっとつまらない人生になると思ったからだ。

しかしそんな私にも最近になって変化が訪れた。それは私が勤めている会社の後輩の存在だった。名前は山田悠馬と言ってまだ21歳の新入社員だ。彼との出会い方は少し特殊であったのだが、彼の仕事ぶりを見ていて感心させられたのだ。それがきっかけで私は彼を意識するようになった。もちろん最初はただ単に凄いなと思う程度だったが、次第に彼と話をしてみたいと思い始めた。だが今まで異性とお付き合いをした事が無い私はどうすれば良いのか分からなかった。そこで友人に相談したところ恋愛アプリというものを教えてもらった。これを使えば相手に連絡を取りやすくなるらしい。早速使ってみるとすぐに返事が来た。内容は今度一緒にご飯を食べに行きましょうというものだった。とても嬉しかった私はすぐに了承した。それから何度かメッセージのやり取りをして私たちはデートをする事になった。そして今日がその日なのだ。私は昨日から緊張していてあまり眠れていない。だけど不思議と嫌ではなかった。むしろワクワクしている自分がいた。

待ち合わせ場所に着くと既に彼は待っていた。どうやら私の事をずっと待っていてくれたようで申し訳ない気持ちになった。

「お待たせしました。すみません遅れてしまって」

「いえ全然大丈夫ですよ。僕も来たばっかりなんで……」

「お気遣いなく。一人で待っていますんで」

「じゃあちょっと行ってきますね」

「はい!いってきます!」

今日は彼女と映画デートだ。

待ち合わせ場所はいつもと同じ場所。

だけど今日の僕は一味違うぜ。

なぜなら今日は特別な日だからだ!!

『おっ待たせ~』

彼女がやってきた。

「おはようございます」

『うん。おはよう!』

彼女は笑顔で応えた。

『ん?あれ?』

「どうかしました?」

『うーん……髪型変えたんだぁ』

「えぇ。似合いませんかね?」

『そんなことないよ!すごくかわいいと思う!!』

「本当ですか!?嬉しいです!!」

やったぞぉぉおお!!! 彼女からの好感度アップ間違いなしだ!!

loading

この作品はいかがでしたか?

7

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚